
国内の10〜20代の若者たちの間で、面白半分でホームレスを襲ういわゆる「ホームレス狩り」が社会問題として浮上している。被害を受けたホームレスが相次ぎ、「ホームレスに対する差別を容認してはならない」という声が高まっている。
先月19日午前2時50分頃、愛知県名古屋市のある歩道橋の下で、ホームレスとして生活をしていた80代の男性Aさんが何者かが投げた花火に当たり、火傷を負う事件が発生した。
犯人は知人同士の22歳の男性と17歳の少年で、彼らはビニール製のAさんの簡易住居をめくり、花火を投げ入れた。
寝ていたAさんは「熱い」と叫びながら驚いて飛び出した。火がついたシャツを必死に脱ぎ捨てるAさんを見て、加害者らは笑っていた。
近くにいたホームレスが通報している間も、加害者らの嫌がらせは続いた。彼らは燃えている紙をAさんのテントに投げ入れた後、警察が到着する前に車に乗って逃げた。警察は追跡の末、男性らを傷害の容疑で逮捕した。
犯行は今回が初めてではなかった。事件発生6日前にも加害者らはAさんのほうに近づいて、「警察だ、逮捕する」と冗談めかして脅した。Aさんのテントに向かっておもちゃの銃でBB弾を撃ち、空き缶を投げつけていた。
嫌がらせは約1時間にわたって続いた。加害者らは逃げようとしたAさんの腕をつかみ、おもちゃの銃を顔に突きつけて引き金を引いた。Aさんは「若い連中に勝てるはずがない」と考え、抵抗しなかった。
その時、巡回中の警察に助けを求めたが、彼らは現場で調査を受けた後、特に制裁を受けることなくその場を離れ、結局事件が起こった。

Aさんは高齢で体を思うように動かせず、視力もほとんど失っている。今回の事件で、左腕には10センチを超えるやけどの痕が残った。しかし、治療費を賄えないため、病院で一度治療を受けただけで、その後の治療を断念した。
現在はボランティアたちが毎日訪れ、包帯を替えたり薬を塗ったりして治療を行っている。
Aさんは生計の手段だった空き缶拾いもできなくなり、別の仕事を探さざるを得なくなった。「嫌がらせをするのは、ほとんどが若い連中だ。面白半分でやっているのだろうと思い、これまで抵抗せず耐えてきた」と話し、「今回は当たりどころが悪ければ、死んでいたかもしれない」と訴えた。
加害者側から示談の申し入れがあったものの、Aさんは拒否した。「親が代わりに解決してしまえば、あの子たちは必ず同じことを繰り返すだろう」と考えたためだ。
日本でホームレスを狙った犯罪は繰り返されてきた。2012年、大阪駅周辺ではホームレス5人が若者たちに襲われ、1人が死亡し2人が負傷した。2020年には岐阜市で80代のホームレスが少年5人に暴行されて死亡した。
非営利法人ホームレス支援全国ネットワークの奥田知志理事長は「障害者や子供に花火を投げれば大きな問題になるが、相手がホームレスなら誰も問題視しないという社会的風潮が根底にあるのではないか」と指摘した。
その上で、「こうした事件が起きるのは、差別を容認している社会全体の問題だ。『許されない』とはっきり声を上げなければならない」と強調した。















コメント1
ホームレスを気にかける余裕はこの国にはない。そもそも生活保護があるのだからそれを使うなり使わせるべき。それを厚顔無恥な外国人に使っている時点でおかしい。