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「高速突撃で敵陣を突破せよ」この時代になぜ…?ウクライナ軍が導入した「オートバイ部隊」、その背景にある戦場の変化

荒巻俊 アクセス  

引用:スカラ 連隊
引用:スカラ 連隊

敵陣深くにオートバイで突撃する「オートバイ部隊」がウクライナ軍にも新設された。21日(現地時間)、ウクルインフォルムなど現地メディアは、ウクライナ軍の第425独立突撃連隊スカラに初のオートバイ突撃中隊が創設されたと報じた。

今次戦争で再評価されているオートバイ部隊の主な任務は、オートバイと四輪バイクで敵陣に素早く突入し攻撃することだ。ウクライナ軍は機動性と戦闘作戦の効率性を高め、戦況の変化に迅速に対応するため、この「現代版騎兵隊」を導入したという。ウクライナ軍が公開した訓練写真からも、この目的が裏付けられる。各オートバイには運転手と射手の2名が搭乗し、全員が走行中の射撃に適したAKS-74U短機関銃で武装している。

ウクライナの軍事メディア「Militarnyi」は、「敵陣到達後は運転手と射手がチームを組んで任務を遂行する」とし、「オートバイ部隊の主な任務は、開けた地形を迅速に突破し、素早く陣地を確保して敵の対応時間を最小限に抑えることだ」と分析した。

ウクライナ軍がオートバイ部隊を創設した背景には、先行して導入したロシア軍の事例と評価を参考にした可能性が高い。例えば先月17日、ロシア軍はドネツク地域ポクロフスク前線のウクライナ軍陣地に大規模攻撃を仕掛け、兵士240名、装甲車20台、オートバイ約100台を失った。これは多数のオートバイが実戦投入された証左だ。

ロシア軍のオートバイ攻撃は昨年4月に初めて確認され、主に3~4名の小規模部隊で展開された。米国の戦争研究所(ISW)は4月の報告書で、「ロシア軍が夏と秋のウクライナ攻撃作戦にオートバイを体系的に組み込む準備をしている」とし、「これはウクライナの高度なドローン能力に対抗するためだろう」と分析した。

専門家によると、オートバイ突撃戦術は第一次世界大戦でも使用されるほど歴史が古い。しかし、オートバイ自体の防御力の低さと騒音の大きさから人的被害が増加し、ロシア軍は2011年にこの戦術を廃止した。一度は歴史の舞台から消えたオートバイ戦術が今回の戦争で復活した理由の一つは、ドローンの存在だ。オートバイの高速性と機動性が、ドローンを回避するのに有効だからである。

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