メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

マスク氏のスターシップ、テスト飛行中「暴走回転」でまた失敗…「火星移住計画」に暗雲

梶原圭介 アクセス  

引用:depositphotos
引用:depositphotos

スペースXが超大型宇宙船スターシップの9回目の地球軌道試験飛行に挑んだが、飛行中に制御を失い失敗に終わった。ただし、前回の試験飛行より飛行距離が伸び、初めて推進体を再利用したという点で一定の成果があったとの評価もある。

スペースXは27日午後6時36分(米中部時間)、テキサス州ボカチカ海岸近くのスターベース発射場からスターシップを打ち上げた。予定より6分遅れ、カウントダウン中に一度中断する場面もあったが、離陸は正常に行われた。打ち上げの様子はスペースX公式チャンネルを通じて世界中に生中継された。

スターシップは打ち上げから約30分後、飛行中に姿勢制御を失い回転し始めた。宇宙船内部では複数の漏洩が発生していたとされる。当初の計画では、スターシップは実験飛行軌道に沿って飛行した後、決められた方法でインド洋に着水する予定だった。全体の飛行時間は90分以内を想定していた。

スターシップは2段式宇宙船で、全長52m、直径9mだ。最大100人の乗員と100トンの貨物を搭載できるよう設計されている。これを打ち上げる第1段目の大型ロケット「スーパーヘビー」は全長71mだ。両者を合わせた全長は123mにも達する超大型打ち上げシステムとなる。マスク氏はこのシステムを通じて、火星はもちろん、月と地球低軌道を往復する次世代宇宙輸送網の構築を目指している。

今回の試験飛行では、スーパーヘビーロケットの再利用にも注目が集まった。今年1月に行われた第7回試験飛行で回収されたロケットを使用しており、スターシップの試験で同一ロケットを再利用したのは今回が初めてである。スペースXはロケットの再利用により、打ち上げコストの削減と周期の短縮を同時に狙っている。

また、今回の飛行では次世代衛星インターネットサービス「スターリンク」衛星と同サイズの模擬衛星8基を軌道に配置する実験も並行して行われた。しかし、搭載部の扉が開かず、衛星の配置にも失敗した。

スペースXは2023年4月から本格的に無人状態でのスターシップ地球軌道試験飛行を開始した。これまでに計9回の試験が行われている。そのうち約半数は主要目標を達成できなかったが、4回にわたり打ち上げや分離、軌道投入などの一部段階で成果を上げている。

昨年10月に行われた第5回試験飛行では、第1段推進体スーパーヘビーを大型ロボットアーム「メカザイラ」を使用して回収することに成功した。メカザイラは平行に配置された2本のロボットアームで構成され、降下するロケットを捕捉して発射台に直接設置する仕組みだ。この回収方式はその後3回連続で成功し、スターシップの回収技術の実現可能性を示した。

マスクCEOは「生命を複数の惑星に拡大するための計画」をテーマに社内ブリーフィングを行う予定だと明らかにした。また、これに先立ち、今年3月のスペースX創立23周年を機に「スターシップが来年末に人型ロボット『オプティマス』を搭載して火星に向けて出発できる可能性があり、有人着陸は早ければ2029年、遅くとも2031年に実現できるだろう」と述べている。

梶原圭介
CP-2023-0188@fastviewkorea.com

コメント0

300

コメント0

[ニュース] ランキング

  • 「世界最強の兵器だ」プーチン、核推進水中ドローン『ポセイドン』試験成功を自賛…「ICBMよりはるかに強力」
  • “関税戦争”の終わりか、それとも嵐の前の静けさか…トランプと習近平、6年ぶりの対面
  • パウエル議長「12月の追加利下げは既定路線ではない」…市場に冷や水
  • 高市首相、APEC首脳会議出席のため訪韓へ…初の李在明大統領会談を予定
  • トランプ氏「韓国の原子力潜水艦建造を承認…米韓同盟は強固」
  • トランプ氏、プーチンに続き今度は習近平とも“軍事基地で会談”…異例の舞台選択に潜む思惑とは?

こんな記事も読まれています

  • ランボルギーニ「マニフェスト」が描く“美学の挑戦”…電動化の時代に響くデザイン哲学の鼓動
  • 【オーナー専用】ランボルギーニ「THE LOUNGE TOKYO」公開…六本木裏通りに潜む“秘密の聖域”
  • 【新型】スバルBRZ 2026年型登場 …「ピュアスポーツの原点」を現代に蘇らせる
  • 「アウディ×バイエルン」23年の絆が走り出す…RS e-tron GTが導く“電動の未来と情熱の共鳴”
  • スズキとBYD、「ジャパンモビリティショー」で軽EV市場に参入…本格的な価格競争が始動か
  • ランボルギーニ「マニフェスト」が描く“美学の挑戦”…電動化の時代に響くデザイン哲学の鼓動
  • “関税戦争”の終わりか、それとも嵐の前の静けさか…トランプと習近平、6年ぶりの対面
  • パウエル議長「12月の追加利下げは既定路線ではない」…市場に冷や水

こんな記事も読まれています

  • ランボルギーニ「マニフェスト」が描く“美学の挑戦”…電動化の時代に響くデザイン哲学の鼓動
  • 【オーナー専用】ランボルギーニ「THE LOUNGE TOKYO」公開…六本木裏通りに潜む“秘密の聖域”
  • 【新型】スバルBRZ 2026年型登場 …「ピュアスポーツの原点」を現代に蘇らせる
  • 「アウディ×バイエルン」23年の絆が走り出す…RS e-tron GTが導く“電動の未来と情熱の共鳴”
  • スズキとBYD、「ジャパンモビリティショー」で軽EV市場に参入…本格的な価格競争が始動か
  • ランボルギーニ「マニフェスト」が描く“美学の挑戦”…電動化の時代に響くデザイン哲学の鼓動
  • “関税戦争”の終わりか、それとも嵐の前の静けさか…トランプと習近平、6年ぶりの対面
  • パウエル議長「12月の追加利下げは既定路線ではない」…市場に冷や水

おすすめニュース

  • 1
    死にかけた捨て犬を救ったのは、SNSがつないだ“古い友情”だった

    フォトニュース 

  • 2
    【野望炸裂】中国の6世代戦闘機「J-36」、排気ノズル&吸気口を大改修!ステルス性能と機動性を両立か

    フォトニュース 

  • 3
    【東アジア緊迫】「この戦闘機だけで韓国は3日で滅ぶ」と挑発した“この国”の挑発飛行

    フォトニュース 

  • 4
    【米露臨界】トランプが会談を中止した瞬間、“核を取り出して見せつけた”この国!

    フォトニュース 

  • 5
    「下品だ」と責められた花嫁…ウェディングドレス巡る非難の末に悲劇

    トレンド 

話題

  • 1
    「なぜ人はあくびをするのか?」眠いからじゃない!最新研究が暴いた“あくび”の意外な正体

    おもしろ 

  • 2
    「契約か信頼か」NewJeansとADORの専属契約訴訟…K-POPの未来を決める分岐点に

    HYBEアイドル 

  • 3
    「私が男だなんて!」外見は完全に女性、しかしお腹の中に“精巣”...32歳で“遺伝的男性”と判明

    トレンド 

  • 4
    【快挙】ルセラフィム『SPAGHETTI』、発売初日オリコン1位&81か国チャートイン!世界が夢中に

    K-POP 

  • 5
    【祝】“家族を持ちたい”夢が現実に…「キャプテン・アメリカ」クリス・エヴァンス、第1子誕生!

    エンタメ 

シェア

[cosmosfarm_share_buttons url="https://dailyview.net" title="ピッコン" align="center"]