ハワイ・キラウエア火山、今年「25回目」の噴火
噴火を近くで見ようとして転落も…無事救助
【引用:ハワイ火山観測所】11日(現地時間)、ハワイのキラウエア火山が噴火し、溶岩が300メートル以上の高さまで噴き上がった。
【引用:ハワイ火山観測所】世界で最も活発な火山の一つとされるアメリカ・ハワイ島(ビッグアイランド)のキラウエア火山で、噴火を近くで見ようとして崖に近づいた30代の男性が転落する事故が発生した。15日(現地時間)、米紙「USAトゥデイ」の報道によると、アメリカ合衆国国立公園局(NPS)は、11日にハワイ火山国立公園内の崖から米国籍の30歳の男性が約9m下に落下したと明らかにした。
【引用:ハワイ火山観測所】事故当時、この男性はキラウエア火山周辺に整備されたハイキングコース「バイロン・レッジ・トレイル」を歩いており、噴火をより近くで見ようとして崖に接近したところ、転落したとみられている。
【引用:ハワイ火山観測所】男性は転落の途中、運良く木の枝に引っかかり、命を取り留めた。アメリカ合衆国国立公園局は、「もし木がなければ、さらに30m以上落下し、死亡していた可能性がある」と説明している。
【引用:ハワイ火山観測所】通報を受けた国立公園の救助隊は、当日の午後9時頃に現場の崖を下り、男性を引き上げて無事に救助したという。
【引用:ハワイ火山観測所】事故が発生した11日は、キラウエア火山カルデラの北側噴出口から噴き上がった溶岩が高さ300m以上に達した日だった。アメリカ地質調査所(USGS)ハワイ火山観測所(HVO)によると、この噴火は約8時間にわたって続き、今年に入って25回目の噴火となったという。国立公園側は、「警告を無視して立入禁止区域に入ったり、同行者とはぐれてより近くで見ようと危険な場所に近づく行為は、大きな事故につながりかねない」と注意を呼び掛けている。