
米ホワイトハウスは21日(現地時間)、B2ステルス爆撃機を動員してイランの核施設3か所を空爆したことに関連し、共和党の上下両院情報委員に事前にブリーフィングを行っていたことが明らかになった。
一方、ホワイトハウスは民主党議員には事前ブリーフィングを行わなかった。
CNNは情報筋の話として、民主党下院情報委員会の筆頭委員であるジム・ハイムズ議員と上院情報委員会のマーク・ワーナー議員が事前ブリーフィングから除外されたと報じた。
情報筋によると、民主党議員は除外された一方で、ホワイトハウスは下院情報委員長である共和党のリック・クロフォード議員にイラン空爆前にブリーフィングを行った。
また、共和党のトム・コットン上院情報委員長もブリーフィングを受けたとされる。
ブリーフィングから除外された民主党議員2名は、いわゆる「8人核心グループ(Gang of Eight)」のメンバーだ。
彼らは米議会で情報活動に関する最高機密のブリーフィングを受ける議員たちである。
米国の重要な軍事作戦前にブリーフィングを受けるのが通例だ。
8人核心グループには上院多数党・少数党の院内総務、下院議長、下院少数党の院内総務、上院情報委員長、上院情報委員会筆頭委員、下院情報委員長、下院情報委員会筆頭委員が含まれる。
情報筋によると、マイク・ジョンソン下院議長とジョン・チューン上院共和党院内総務など8人核心グループの共和党議員全員が空爆前にブリーフィングを受けたが、民主党議員は除外されたという。