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2025年06月24日火曜日
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【国連会議が修羅場に】米「空爆は正義」× イスラエル「トランプに感謝」× イラン「米国は汚れ仕事の代行屋」

引用:UN
引用:UN

22日、米国がイランの核施設3カ所をB-2スピリットなど最先端兵器で空爆したことを受け、ニューヨーク国連本部では国連安全保障理事会(安保理)の緊急会合が開かれた。今回の会議はイランの緊急要請によって招集されたもので、理事国ではないイランとイスラエルも当事者として参加した。

米国は国連事務総長、IAEA(国際原子力機関)事務局長などに続き発言に立った。ドロシー・シェイ国連臨時代理大使はまず空爆の正当性を主張し、「イランの核濃縮能力を排除し、世界最悪のテロ支援国家による脅威を止めるための行動だった」と述べた。

さらに「イラン政府は40年間『米国に死を』『イスラエルに死を』と叫び続けてきた」と指摘し、国連憲章に基づく集団的自衛権の行使として同盟国イスラエルを支援したと説明した。中国などから国際法違反との批判が出ていることへの反論と見られる。

そのうえで「イランが今後さらに挑発すれば、米国は壊滅的な報復を行う」と警告。「米軍や米軍基地への攻撃は容認しない」と強調した。

これに対してイランのアミール・サイード・イラバニ国連大使は、「米国の政治史に新たな汚点が刻まれた」と非難。「イスラエルが遂行できなかった最も卑劣な行為を、米国が暴力的に引き継いだ」と述べた。また「米国とその代理勢力イスラエルによる侵略に対し、反撃の時期・手段・規模はすべてイラン軍が決定する」とし、報復の意志を明確にした。

イランの発言直後にはイスラエルのダニー・ダノン国連大使が発言し、ドナルド・トランプ大統領への感謝を繰り返した。ダノン氏は「自由世界を守った米国に世界が感謝すべきだ」と述べ、「今回の作戦は選択ではなく必然だった」と語った。

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