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2025年06月27日金曜日
ホームトレンド「韓国で横行する動物虐待」保護犬から“70発超”の散弾、繋がれた犬にBB弾数千発の事件も

「韓国で横行する動物虐待」保護犬から“70発超”の散弾、繋がれた犬にBB弾数千発の事件も

体内に70発以上の散弾、奇跡的に生き延びた白い犬の物語

海外譲渡を控えていた一匹の保護犬の体内から、70個以上の散弾銃の破片が発見され、大きな衝撃が広がっている。外見には異常が見られなかったこの白い犬は、過去に誰かからひどい虐待を受けていたとみられる。

25日、韓国・VIP動物医療センターによると、健康診断のため行ったX線検査で犬の体内全域に複数の弾片が確認された。頭部から肩、胸、腰、脚にまで広がっており、同センターのアン・スンヨプ院長は「ここまでの状態で生きていたのは奇跡に近い」と語る。

引用:Instagram@vip_amc
引用:Instagram@vip_amc

当初予定されていた海外譲渡は急遽中止となり、センター側はただちに摘出手術に踏み切った。手術は3時間以上におよび、顔まわりを中心に計26個の破片が除去された。しかし、犬の体内にはなお44個前後の破片が残されており、今後の成分分析をもとに追加手術の実施が検討されている。

一方、同国では動物虐待に対する関心も高まっている。今月8日、慶尚南道(キョンサンナムト)・巨済市(コジェし)では、現役の海兵隊員2人と民間人1人が民家の敷地に無断侵入し、繋がれていた犬に向かってBB弾数千発を発射する事件が発生。複数の犬が歯の破損や眼球損傷などの重傷を負い、うち1匹は治療中に命を落とした。

この事件を受け、軍人2人は軍当局に送致され、民間人1人は動物保護法違反と住居侵入の疑いで警察に逮捕された。

韓国農林畜産食品部が5月に発表した「2024年ペット保護・福祉実態調査」によると、2023年の動物保護法違反件数は1,293件にのぼり、前年比12.8%の増加で過去最多を記録したという。

引用:Instagram@vip_amc
引用:Instagram@vip_amc

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