
イスラエルの情報機関モサドのデビッド・バルネア長官は25日の動画声明で、「今後もイランでの諜報活動を継続する」と明言した。
映像には、イランとイスラエルの休戦発効から数時間後、バルネア長官がモサド本部で工作員に演説する様子が記録されている。
バルネア長官は「我々はイランのあらゆる核関連計画を綿密に監視し続ける。深層的な監視方法はすでに熟知している。今後も立場を堅持する」と述べた。
また、「イスラエル空軍がイランの核プログラムを破壊できるよう、精密な情報と作戦能力を提供し、作戦の成功に寄与した。今後も空中優位を維持し、ミサイルの脅威を抑えてイスラエルと国民の安全を確保する」と強調した。
同長官は演説の中で、米中央情報局(CIA)との共同作戦に対し「感謝する」と語った。
イスラエル軍は6月13日、イラン各地に、原子力施設や軍事関連施設を標的とした大規模な空爆を実施した。イラン革命防衛隊の幹部数名や核科学者に加え、民間人にも死者が出たとされている。
イランはその後、ミサイルおよび無人機による複数回の報復攻撃を行い、イスラエル国内に死傷者と甚大な物的被害をもたらした。
両国の休戦は24日に宣言され、ドナルド・トランプ米大統領は自身の仲介による成果と主張している。
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