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2025年07月03日木曜日
ホームニュース【観光再開?】北朝鮮・高麗航空が平壌~上海間を深夜フライト、専門家も「目的は不明」

【観光再開?】北朝鮮・高麗航空が平壌~上海間を深夜フライト、専門家も「目的は不明」

引用:depositphotos*この画像は記事の内容と一切関係ありません
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北朝鮮の国営航空会社である高麗航空の旅客機が、平壌(ピョンヤン)と中国・上海間で夜間往復飛行を行い、関心を集めていると、北朝鮮専門メディア「NKニュース」が30日に報じた。

Newsisは、航空機追跡サイト「フライトレーダー24」の情報を引用し、高麗航空のアントノフAn-148旅客機(登録番号P-671)が前夜、平壌・順安(スンアン)国際空港を出発し、午後10時ごろ上海空港に着陸したと報じた。

この旅客機は30日午前0時47分に再び上海空港を離陸し、午前2時10分頃に順安国際空港付近の上空に到達した。

高麗航空の上海便は、新型コロナウイルスのパンデミックが終息以降3回目で、今回は夜間飛行だったことから、路線再開に関して注目が集まっている。

これに先立ち、4月には、平壌で6年ぶりに開催された国際マラソン大会に合わせて高麗航空のAn-148旅客機(P-672)が上海路線を運航し、数百人の外国人選手を輸送したとされる。

高麗航空は昨年12月29日、ツポレフTu-204-300旅客機(P-632)を使用してパンデミック以降初めて上海路線を往復した。

今回飛行したP-671は、2019年12月8日以来、およそ5年ぶりに上海路線に投入されたものである。

2008年にウクライナで製造され、2013年に高麗航空に引き渡されたAn-148型機は、最近ウラジオストク、北京、北朝鮮東海岸の一部地域などを中心に運航していた。

上海路線は定期便ではなくチャーター便として運営されており、パンデミック以前は毎週木曜日と土曜日に運航していたとフライトレーダー24は伝えている。

北朝鮮専門の旅行会社「ヤングパイオニアツアーズ」のツアーマネージャー、ローワン・ビアード氏は「上海路線は非常に珍しい」とし、「過去には主に観光客を輸送していた路線だ」と説明した。

ビアード氏は「今回の飛行の目的は不明だが、観光再開時には定期運航が増えることを期待している」と付け加えた。

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