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2025年07月04日金曜日
ホームニュース北朝鮮、首都平壌にロシア製「パーンツィリS1」防空網を配備か 技術移転進む両国の軍事結束

北朝鮮、首都平壌にロシア製「パーンツィリS1」防空網を配備か 技術移転進む両国の軍事結束

引用:ナムウィキ

ロシアと約1年間「戦略的パートナー」関係を維持している北朝鮮が、平壌(ピョンヤン)にロシア製の最新防空網をすでに配備したとの主張が浮上した。技術移転の有無は未確認だが、近い将来実現する可能性がある。

1日(現地時間)、ウクライナのメディア「キーウ・インディペンデント」によると、ウクライナ国防省のキリーロ・ブダノフ情報総局長は同日、現地のフロマドスケ・ラジオに出演し、ロシアの「パーンツィリ-S1」に言及した。この装備は機関砲と対空ミサイル、レーダーを組み合わせた近距離対空防御システムで、射程は約20kmだ。主にトラックや装甲車両に搭載し、野外で使用する。ロシア軍には2008年から実戦配備され、現在ウクライナなど様々な戦場で運用されている。

ブダノフ局長は「最初のパーンツィリ-S1はすでに平壌に設置されたようだ」と述べた。さらに「設置された装備はすでに首都防衛任務に投入されている」とし、「ロシアが北朝鮮の要員を再教育中で、北朝鮮が近くこの技術を自立的に運用できるようになるだろう」と主張した。

これに先立ち、韓国政府は先月31日の発表で、少なくとも1台のパーンツィリ-S1の戦闘車両がロシアから北朝鮮に移転されたことを確認した。4月に北朝鮮が進水させた最新鋭駆逐艦「崔賢(チェ・ヒョン)」には、パーンツィリ-S1の艦載版である「パンツィリ-ME」と酷似した装備が搭載され、海外メディアの注目を集めた。

ブダノフ局長は北朝鮮が現在ロシアとの直接協力を通じて「軍事力を相当なレベルまで増強している」と評価した。彼は9日、米軍事メディア「ザ・ウォー・ゾーン」とのインタビューでも「ロシアが北朝鮮に長距離自爆型無人機(ドローン)の開発、KN-23短距離弾道ミサイルの精度向上、潜水艦発射型の核抑止力開発など、広範な知識と技術を提供している」と語った。

北朝鮮は昨年6月、ロシアと「包括的戦略パートナーシップ条約」を締結し、両国関係を安全保障同盟レベルに引き上げた。海外メディアは、両国がこの条約以降、軍事技術協力だけでなく人的交流も活発に行っていると指摘している。すでに北朝鮮は昨年、ウクライナ戦線にロシアを支援する兵力を派兵した。

1日、ブダノフ局長は両国の協力の中でロシア国内の北朝鮮住民数が「大幅に増加する」とし、その一部がロシア軍に志願入隊する形を取る可能性があると予測した。これは北朝鮮がロシアに公式な北朝鮮軍派兵ではなく、民間人の志願入隊という形で兵力を支援しようとする意図と推測される。

引用:Newsis

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