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2025年07月06日日曜日
ホームニュース「北朝鮮ロシアへ3万人追加派兵か」...兵員輸送船の動き再び活発化、ウクライナ占領地で戦闘の恐れ 

「北朝鮮ロシアへ3万人追加派兵か」…兵員輸送船の動き再び活発化、ウクライナ占領地で戦闘の恐れ 

引用:朝鮮中央テレビ

北朝鮮がロシアに最大3万人の追加兵力を派兵する可能性があるとのウクライナ情報機関の観測が示された。昨年の北朝鮮派兵時に兵力輸送用として使用された船舶が再び北朝鮮に隣接するロシアの港に移動する様子も確認された。

米CNNは2日(現地時間)、ウクライナ情報機関の情報として、今後数か月以内に北朝鮮がロシアに2万5,000~3万人の兵力を追加派兵する見込みだと報じた。これは北朝鮮が昨年11月に派兵した1万1,000人の約3倍に相当する。CNNによると、別の西側情報機関も独自の情報源を通じて北朝鮮の派兵準備に関する情報を確認したという。

ウクライナ情報当局は、北朝鮮軍兵士が今回の追加派兵を通じて「大規模な攻撃作戦を含め、ロシア部隊を強化するために活動する」と分析し、追加派兵された北朝鮮軍がロシアの占領下にあるウクライナ領内で活動する可能性が「極めて高い」と見ている。「ウクライナ侵攻からロシアを防衛する」という名目で派兵された北朝鮮軍は、これまでロシア領のクルスク地域を中心に活動してきた。

兵力移動の兆候も捕捉された。CNNは、英国の非営利研究団体「オープンソースセンター」の資料を引用し、北朝鮮軍派兵時に兵力輸送の拠点として使用されたロシア沿海地方のドゥナイ港に、今年の5月ロプチャ級兵員輸送船が入港したと伝えた。ロプチャ級輸送船は最大400人の兵力が輸送可能とされ、この船舶は昨年の北朝鮮軍派兵時にも使用された。北朝鮮・平壌順安国際空港でも先月4日、派兵時に使用されたIL-76輸送機とみられる貨物機が確認された。

ただし、3万人規模の兵力配置は現実的に困難との見方も出ている。米シンクタンク、スティムソンセンターの上級研究員、ジェニー・タウン氏は「1万から2万人程度の兵力が現実的に思える」とし、「最大3万人は北朝鮮が提供可能な兵力の水準だが、精鋭部隊ではないだろう」と推測した。さらに「ロシアの将軍たちが北朝鮮で兵力を訓練しているという噂がある」と付け加えた。

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