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2025年07月04日金曜日
ホームニュース北朝鮮、ロシア製「パンツィリ」で平壌防衛開始!ロシアとの軍事協力で防空体制強化か

北朝鮮、ロシア製「パンツィリ」で平壌防衛開始!ロシアとの軍事協力で防空体制強化か

「北朝鮮、ロシア製防空兵器『パンツィリ』を平壌防衛に運用中···軍事力強化進む」

引用:sbs news
引用:sbs news

北朝鮮がロシアから提供された防空兵器システム「パンツィリS-1」をすでに平壌(ピョンヤン)防衛に活用しているとの情報が、ウクライナから伝えられた。

ウクライナのメディア「キーウ・インディペンデント」は1日(現地時間)、ウクライナ軍情報総局のキリーロ・ブダノフ局長が現地ラジオのインタビューでこのように明らかにしたと報じた。

レーダーシステムを基盤に、地対空誘導ミサイルや対空砲などを搭載したパンツィリは、ロシアが開発した代表的な防空兵器だ。

ブダノウ局長は「最初のパンツィリはすでに平壌に配備され、首都防衛任務に就いている」と述べ、「ロシアは北朝鮮の要員を再教育しており、近いうちに北朝鮮がこの技術を自立して運用できるようになるだろう」と語った。

また彼は、北朝鮮がロシアとの協力を通じて軍事力を大幅に強化していると分析した。北朝鮮軍はウクライナ戦争に部隊を派遣した見返りとして、ロシアから兵器体系や軍事技術の提供を受け、さらに戦場での実戦経験も積んでいるという。

ロシアは北朝鮮に先端的な電子戦システムを提供し、最新鋭の軍艦建造を支援する一方、短距離弾道ミサイル「KN-23」の改良にも協力しているとされる。

ブダノウ局長は先月、ロシアが北朝鮮に対し、イラン製の自爆型ドローン(無人航空機)の製造技術を移転しているとの見方を示した。

ロシアへの北朝鮮の兵力支援については、これまでのような直接的な派兵とは異なる形で行われる可能性も指摘されている。

ブダノウ局長は、両国の協力が進む中でロシア国内の北朝鮮人の数が「大幅に増加するだろう」とし、その一部がロシア軍に志願入隊する形を取る可能性があると予測している。

北朝鮮は昨年6月、ロシアと「包括的戦略的パートナーシップ条約」を締結し、両国関係を安保同盟レベルに引き上げたうえで、ウクライナ戦争に兵力を派遣した。さらに先月も、工兵部隊や軍事建設要員など計6,000人を追加派遣する方針を示していた。

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