引用:Flickr
引用:Flickr

かつて習近平国家主席の政敵とも言われた李克強(リークォーチャン)前首相を称える異例の論評が、中国共産党の機関紙『人民日報』に掲載された。実務派の改革志向で知られ、庶民に寄り添う姿勢から幅広い支持を集めていた李氏は、2023年10月に心臓発作で突然この世を去った。葬儀後には多くの市民から追悼の声が寄せられたものの、当局はSNS上での投稿拡散を警戒し、公式な追悼行事も行われてこなかった。

しかし3日、『人民日報』は「党と人民のために生涯を捧げた李克強同志生誕70周年」と題した論評を掲載。発表元は中国共産党中央党史・文献研究室で、内容は2023年11月の葬儀時に公開された「生平(生涯)」と構成がほぼ一致しているが、新たに2008年の世界金融危機時における功績が加筆され、全体でおよそ6,000字に拡大された。

論評では「党中央の決定を着実に遂行し、積極的な財政政策や適切な金融緩和策を推進した」と高く評価。さらに「党の方針の実行」「清廉な公務員」「内需拡大」など、現在の政府方針とも一致する表現が多く含まれており、李氏の実績を通じて政府の方向性の正当性を印象づける狙いがあるとみられている。

習主席の1期・2期で経済政策を担当したナンバー2だった李氏は、退任後も国民の間で高い人気を誇った。だがその存在感ゆえに当局は生前・死後ともに慎重な対応を取ってきたとされ、今回の論評掲載はその方針に変化があったことを示唆するものとして注目を集めている。

また、最近では海外メディアを中心に「習近平の権力基盤が不安定化しているのではないか」とする見方も広がっており、そうしたタイミングでの李氏再評価には、体制内の結束を強調する意味も含まれていると見る向きもある。

竹内智子
竹内智子

江南タイムズはKポップコミュニティの発信地であり、韓国芸能界のホットトレンドニュースをお届けします。

この執筆者の記事一覧 →

コメント0

300

コメント0

こんな記事も読まれています

  • 生産中止から4年…WRX STIに“復活シグナル”、試されるのはファンの熱量?
  • 「大径ホイールの罠?」見た目は最強でも、ポットホール一発で財布が割れる
  • 「一般トヨタ店では買えない」GR GT、販売は“厳選レクサス店”に集約へ?
  • GM車3,500台がリコール対象、欠けていたのは説明書1冊
  • 「この匂い、覚えてる」…亡き飼い主の服に寄り添う犬…6年越しの愛に世界が涙
  • 「1兆円規模の原油は中国へ向かったのか」米封鎖解除を利用したイラン、輸出急増の“裏側”
  • 「私の夫になるなら年収1,700万円」…結婚相談所もあきれた「年収200万円」女性の末路
  • 紅海まで封鎖か…原油供給網に非常事態

おすすめニュース

  • 1
    放送終了後も街で問い詰められた? 視聴率57.6%を記録したドラマ、主演女優が“あのラスト”への反応を告白

    エンタメ 

  • 2
    ギャラ5%アップを交渉→娘の口座に入金…ベテラン監督が下積み時代に身につけた“交渉の秘訣”を告白

    エンタメ 

  • 3
    「元々瘦せ型だったのに、もう戻れない」役作りで96kgまで増量した俳優、食習慣が変わってしまった?

    エンタメ 

  • 4
    13歳差を乗り越え破局説が浮上しても関係を守った俳優カップル、4年で破局「大きなトラブルはなかった」

    エンタメ 

  • 5
    「セックスレスは無理、私なら別れる」人気歌手、恋愛で譲れない“スキンシップ”の重要性を語る

    エンタメ 

話題

  • 1
    「警察官が情報屋に転落?」指名手配情報から犯罪歴まで販売…驚きの手口が発覚

    トレンド 

  • 2
    TWICEを生み出した“推定資産500億超”のJYP創業者、ついに豪邸&家族との日常を初公開

    エンタメ 

  • 3
    世間体を気にして40年耐えた? “卒婚”を選んだ俳優、年齢を重ねて感じた孤独と人生観を語る

    エンタメ 

  • 4
    「夢のような時間」BTS、W杯決勝ハーフタイムショーで世界を魅了…マドンナらと並ぶ歴史的ステージへ

    エンタメ 

  • 5
    14年愛され続ける世界的ヒット曲…馬ダンスで有名『江南スタイル』YouTube再生“60億回”突破

    エンタメ