米国、非移民訪問者に約3万円の追加ビザ手数料導入へ
米国が観光客や出張者、留学生など非移民ビザで入国する外国人に対し、新たな手数料を課す方針を示した。
CNBCが18日(現地時間)に報じたところによると、トランプ政権は「ビザ適正化手数料(visa integrity fee)」として250ドル(約3万6,814円)を徴収する計画を進めている。

今回導入される新たな手数料は、既存の米国入出国関連「I-94」手数料とは別に課される。物価上昇率に応じて、今後さらに引き上げられる可能性がある。ビザ申請者は、ビザ発給時に納付する必要があり、ビザが拒否された場合は免除される。
ビザ適正化手数料、段階的に導入
本手数料の特徴は返金可能性にある。訪問者が無断就労をせず、非移民ビザの規定を遵守し、定められた滞在期間を満了した場合、米国出国後に納付した金額が返金される。合法的な訪問者に対する一時的な保証金の役割を担う。
現時点で手数料の施行日および納付方法は未定であり、米政府は政策の詳細を順次発表する見通しだ。
今回導入されるビザ適正化手数料は、トランプ政権が不法移民の抑制および財源確保を目的に制定した「一つの大きく美しい法案(OBBBA)」の一環として推進している。
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