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2025年08月01日金曜日
ホームニュース「ガザ停戦交渉決裂か」...米・イスラエル、ガザ停戦交渉から交渉団撤退、ハマスの「休戦拒否」非難!

「ガザ停戦交渉決裂か」…米・イスラエル、ガザ停戦交渉から交渉団撤退、ハマスの「休戦拒否」非難!

引用:ロイター通信
出典:ロイター通信

米国とイスラエルは、ガザ地区の停戦交渉から自国の交渉団を撤退させた。イスラム組織ハマスに休戦の意思がないとして非難が出ており、ガザ地区での停戦交渉は難航しているとみられる。

米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)は23日(現地時間)、米国とイスラエルがハマスとの停戦交渉を進めていた自国の交渉団を交渉の場から撤退させたと報じた。米国、イスラエル、ハマスは6日からカタールのドーハにおいて、ガザ地区における第2次停戦を目指す交渉を行っている。

この日、米国のスティーブ・ウィトコフ中東特使は声明において、ハマス指導部の最近の対応が停戦実現への意欲不足を示していると指摘し、交渉中断の責任をハマスに転嫁した。さらに、人質の帰還とガザ地区住民の安定した生活環境の確保を目的とした代替案の検討も示唆したが、その具体的内容には触れなかった。

これに先立ちハマスは、60日間の停戦期間終了後も戦闘再開ではなく交渉継続を提案し、停戦条件に対する逆提案を行ったとされる。米国とイスラエルはこれに反発し、停戦交渉の中止を宣言した模様だ。なお、ハマスは同日の午前、イスラエルの停戦提案について大筋で受け入れる意向を示したものの、イスラエル軍の再配置や捕虜の解放数については再交渉を求めるなど、詳細の調整を試みていた。

ただし、今回の交渉団撤退が停戦交渉の完全な中断につながるかどうかは不透明である。イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は交渉団撤退後の演説で、「我々は人質解放のための交渉に努めている」と強調し、交渉が継続されていることを示唆した。さらに、ある仲介国の関係者はNYTに対し、ウィトコフ特使の声明はハマスに圧力をかける意図によるものであり、イスラエルも背後で米国から強い圧力を受けていると理解していると語った。

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