30.1 C
Tokyo
2025年08月04日月曜日
ホームライフスタイルヒント「10秒で火傷し皮膚が壊死」…猛暑の中、“この行動”が取り返しのつかない事態を招くことも?

「10秒で火傷し皮膚が壊死」…猛暑の中、“この行動”が取り返しのつかない事態を招くことも?

引用:iclickart*この画像は記事の内容と一切関係ありません
引用:iclickart*この画像は記事の内容と一切関係ありません

猛暑が続く中国で、72歳の女性が焼けた石に座っただけで深刻な火傷を負うという衝撃的な事故が起きた。

香港『サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)』によると、湖北省に住む王さん(72)は今月7日、畑作業の合間に庭の石で腰を下ろした直後、臀部に3度の火傷を負った。事故当日の気温は38度。足に持病を抱えていたため、熱された石の上に約10秒間、動けずに座っていたという。

王さんの叫び声を聞いた近隣住民が急いで駆けつけたが、その短い時間ですでに皮膚は壊死し始めていた。王さんはその晩、激痛と腫れに苦しみ、翌朝になって家族により病院に運ばれた。

診察した医療スタッフは「臀部の皮膚組織全体が壊死しており、薬だけでは治癒が見込めない。壊死部分を除去した上で皮膚移植が必要」と判断。緊急手術が行われ、皮膚移植も後日実施される予定だという。現在は容態も安定している。

専門家は「屋外に放置された金属や石の表面温度が50度を超えると、1分以内に水ぶくれができ、60度で第2度火傷、70度以上では数秒で深刻な皮膚損傷に至る」と警告。夏場のコンクリートやベンチにうっかり触れるだけでも、火傷につながる可能性がある。

また、米国などの研究によれば、直射日光を浴びた車の内部は1時間で室温が50度以上、ハンドルやシートベルトの金属部分は最大80度近くまで上昇することもあるとされる。

このような環境下では、幼児や高齢者、ペットが車内に放置された場合、わずかな時間でも火傷や熱中症など命に関わる事態を引き起こす恐れがあるという。

医療関係者は、高温になった物体との接触を避け、屋外での活動時は細心の注意を払うよう強く呼びかけている。

関連記事

コメントを書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください