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【米ロ再び緊張】対ロ制裁チラつかせたトランプにプーチン激昂!“死の手”でトランプに核の恫喝

竹内智子 アクセス  

引用:bitannica

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領の側近、ドミートリー・メドヴェージェフ安全保障会議副議長が、米国のドナルド・トランプ大統領の制裁の脅しに「核の脅威」で応酬した。

先月31日(現地時間)、ニューヨーク・タイムズ(NYT)などによると、メドヴェージェフ副議長はこの日の午前、自身のテレグラムに投稿した文章で、トランプ大統領がゾンビに支配された世界を描いた米ドラマ『ウォーキング・デッド』を思い起こすべきだとし、旧ソ連の核兵器自動制御システムに言及した。

彼はトランプ大統領に対し、「伝説的な『死の手(Dead Hand)』の危険性を思い出すべきだ」と述べた。死の手とは、敵の攻撃によりロシアの指導部が崩壊した場合、核ミサイルを発射するよう設計されたロシアの核兵器自動制御システムを指す。

さらに、「ロシアはあらゆる面で正しく、自らの道を進み続ける」とも強調した。このメッセージは、トランプ大統領がSNSの「トゥルース・ソーシャル」でメドヴェージェフ副議長を「自分がまだ大統領だと思い込んでいる失敗したロシアの元大統領」と呼び、「彼は非常に危険な領域に踏み込んでいる」と警告してからわずか3時間後に発表された。

2008年から2012年までロシア大統領を務め、その後首相を経て現在は安全保障会議副議長という象徴的な地位にあるメドヴェージェフ氏は、政治的地位に大きな差があるトランプ大統領に対し、SNS上で攻撃的な姿勢を示している。

トランプ大統領は先月28日、ウクライナ戦争に関連してプーチン大統領に強い失望感を示し、ロシアに対する新たな関税制裁の猶予期限を10日または12日に短縮すると述べた。これに対しメドヴェージェフ副議長は即座に反発し、「トランプ大統領はロシアと最後通牒ゲームをしている」と批判した。

彼はSNSの「X(旧Twitter)」への投稿で、「新たな最後通牒は一つ一つが戦争への脅威であり、一歩前進だ。ロシアとウクライナの戦争ではなく、彼の国(米国)との戦争だ」と強い言葉で非難した。また、6月には米国のイラン核施設への爆撃を批判し、「複数の国がイランに核弾頭を供給する準備ができている」との投稿も行っている。

引用:CNN

メドヴェージェフ副議長のこうした行動には、複数の目的があると分析されている。プーチン大統領はウクライナ侵攻後、西側のウクライナ支援を阻止しようと度々核カードを切り、脅威のレベルを高めてきた。しかし、トランプ大統領就任後は核に関する発言を控えていた。

ところが、トランプ大統領がロシアのウクライナに対する停戦意志の欠如に失望感を示し、制裁カードで圧力を強めると、メドヴェージェフ副議長がプーチン大統領に代わって強硬な発言を行うようになったという。

ロシア政界では、かつて「親西側のリベラル派」を自任していたメドヴェージェフ副議長が、クレムリン内部の権力闘争で弱体化した立場を挽回するため、プーチン大統領の「番犬」役を買って出ているとの見方もある。

一方で、トランプ大統領にとってもメドヴェージェフ副議長との論争が有益だという分析も出ている。ロシアの当地欧州大学(European University at Saint Petersburg)の政治学者グリゴリー・ゴロソフ教授(Grigorii Golosov)は、両者のSNS上の応酬には「共生的」な面があると指摘する。トランプ大統領の立場からすれば、プーチン大統領を直接攻撃することなくロシアに対して強硬な姿勢を示せるからだ。

ゴロソフ教授は、「トランプ大統領はロシアの誰かを批判したい一方で、プーチン大統領との交渉妥結も望んでいる。その点で、メドヴェージェフ副議長は完璧な標的になっている」と分析している。

竹内智子
takeuchit@kangnamtimes.jp

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