
ウクライナ軍が、ロシア本土にある製油所や軍用飛行場などの主要インフラを攻撃したと主張した。
2日(現地時間)、ロイター通信などによると、ウクライナ軍の無人機部隊(USF)はテレグラム上の声明で、モスクワ南東約180キロのリャザンに位置する製油所を攻撃し、現地で火災が発生したと伝えたという。
また、ウクライナ北東部と国境を接するロシアのヴォロネジ州にある石油貯蔵施設も攻撃の対象に含まれていたとされる。USFは長距離攻撃を含む無人機の運用に特化した部隊として知られている。
さらに、ウクライナ保安庁(SBU)も、自国のドローンが、プリモルスコ・アフタルスクの軍用飛行場および、ロシアの軍需企業に電子部品を供給しているペンザの工場を狙ったと明らかにした。
攻撃された飛行場は、これまでウクライナへの長距離ドローン攻撃の発進拠点として利用されてきたと伝えられている。
「世界初の大規模なドローン戦争」とも称されるロシアとウクライナの戦争では、両国の間でドローンの迎撃合戦が続いている。
ロシア国防省は日々の軍事報告の中で、前夜からの間に自国の防空部隊がウクライナのドローン338機を撃墜したと発表した。一方、ウクライナ空軍も、同期間にロシアが発射したドローン53機のうち45機を迎撃したとしている。
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