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2025年08月04日月曜日
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【情報漏洩】警部が捜査情報を75万円で売却、通報者が自殺に追い込まれた裏で賭博組織と築いた不正ネットワーク

賭博場の捜査情報を漏洩した警察幹部と業者一家を逮捕送検

ウルサン地検は先月31日、賭博場の捜査情報と引き換えに金品を受け取ったウルサン警察署所属警部のA容疑者を、贈収賄および公務上の秘密漏洩容疑で逮捕送検したと発表した。

A容疑者は、賭博場経営者に捜査情報を漏洩し、見返りに賄賂を受け取った容疑を受けている。

引用:ゲッティイメージズ
引用:ゲッティイメージズ

検察の調べによると、A容疑者は昨年4月、賭博場経営者のB容疑者に対して逮捕状が発付された事実と捜査計画を事前に漏らし、B容疑者の逃亡を幇助したことが判明した。

特に、A容疑者は逮捕状執行当日にB容疑者と直接面会し、B容疑者本人のみならず事件関係者の捜査情報まで伝達したと検察は把握している。

賭博場経営者一家の犯罪収益隠匿と情報共有ネットワーク

賭博場を共同経営していたB容疑者とその妻、息子らは、警部であるA容疑者に700万ウォン(約75万円)の賄賂を渡したことが明らかになった。

B容疑者らは、A容疑者から入手した捜査情報をテレグラムのグループチャットで情報を共有し、複数の経営者と違法ネットワークを構築していたことが明らかになった。

さらに深刻なのは、B容疑者一家が賭博場経営で得た収益で43億ウォン(約4億6,021万円)相当の不動産を他人名義で購入し、犯罪収益を隠匿していた点である。検察は、容疑者らが2022年4月以降に得た犯罪収益は約21億ウォン(約2億2,574万円)に上ると見ている。

今回の事件に関連し、検察はB容疑者の妻と不動産名義を提供した知人、ならびにB容疑者の逃亡を幇助した別の知人など3人も併せて逮捕送検した。

捜査過程で、通報者がB容疑者側から脅迫や懐柔を受け、賭博の借金により極度の苦痛を味わい、自ら命を絶つという痛ましい事実も確認された。

 

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