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「なぜ止めない?」イスラエル入植者が“支援物資に襲いかかる”異常事態…30台破壊の現場に怒りの声

有馬侑之介 アクセス  

引用:ニューシス
引用:ニューシス

ヨルダン政府は6日(現地時間)、声明を出し、ガザ地区に向かう人道支援物資の輸送隊がイスラエルの入植者に繰り返し襲撃されていると非難した。

同日、イスラエル政府に対しては、入植者による暴力行為を直ちに停止するよう求めた。モハンマド・モマニ報道官は、イスラエルの入植者が6日、ガザに向かっていた人道支援物資を積んだトラック30台を攻撃し、道路を封鎖して石を投げ、4台を破壊したと明らかにした。

襲撃は1週間で2度目で、3日にも入植者がトラック2台を強制的にヨルダンへ引き返させた。モマニ報道官は、運転手の安全が脅かされ、支援物資の輸送が妨げられていると述べ、こうした行為は国際的慣行や各種国際条約に明確に違反していると強調した。

モマニ報道官はまた、背景にはイスラエル当局の寛容な対応があるとし、政府が即時に行動しなければ事態は抑えられないと警告した。ヨルダンのハシム王家の慈善団体はこれまでガザへの支援を継続してきたが、今回の輸送隊は国境封鎖により搬入できなかった。

国際社会の圧力を受け一部の制限が解除された後も、イスラエル側による国境手続きの無期限の遅延、通関検査時間の短縮、トラック1台あたり300ドル〜400ドル(約4万4,082円〜5万8,786円)の新たな通関料により、輸送に重大な支障が出ていると報道官は指摘した。アンマンからガザまでの距離は約2時間だが、こうした妨害により1往復に36時間を要しているという。

ガザ地区のハマス広報室は6日、イスラエルが7月27日に支援物資の再搬入を許可したと発表した後、入境を待機していた約6,000台のトラックのうち、実際に搬入できたのは853台にとどまったと明らかにした。発表によると、ガザ地区の医療、公共サービス、食料の最低限の需要を満たすには、1日あたり少なくとも600台分の支援物資と燃料が必要としている。

有馬侑之介
editor@kangnamtimes.com

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