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2025年08月14日木曜日
ホームニュース「うちの報道官のほうが断然美人!」タイ軍が“ミス・タイ”出身美女を電撃起用…武力衝突が“美貌戦争”へ

「うちの報道官のほうが断然美人!」タイ軍が“ミス・タイ”出身美女を電撃起用…武力衝突が“美貌戦争”へ

引用:Instagram・YouTube
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先月、カンボジアとの国境で武力衝突が発生した際、タイは「国境状況対応センター」の新報道官に40代の女優を起用した。

11日、『バンコク・ポスト』など現地メディアによると、ナタポン・ナクパニット国防副大臣兼大臣代行は、8日に有名女優パナダ・ウォンプディ氏(49)を同センターの報道官に任命したと正式に発表した。

引用:パタヤメール
引用:パタヤメール

タイ国防省が有名女優を起用した背景には、カンボジア国防省報道官マリ・ソチアッタ氏への対抗がある。タイ政府は、先月の国境紛争でマリ報道官がカンボジアに有利な偽情報を拡散し、国際社会におけるタイの評価を損ね、カンボジアへの支持を集めたとみている。これに対抗するため、人気女優を抜擢したという。

ナタポン代行は「率直に申し上げますと、今回の任命はマリ報道官の発言に迅速に対応できる女性が必要だったためです」と述べ、「少なくとも我々には確実な優位性があり、それはパナダ報道官が(マリ報道官より)美しいという点です」と語った。

パナダ氏は2000年のミス・タイ出身で、女優、歌手、MCなど幅広く活動。米国で経営学士号、豪州で国際経営学修士号と経営哲学博士号を取得し、タイ上院経済・商務・産業委員会の顧問も務めている。社会活動家としての顔も持つ。

パナダ氏は「国境で領土を守るタイ軍兵士や、軍事衝突で被害を受けた住民を目の当たりにし、この職を引き受けました」と述べ、「正確な情報をタイ国民と世界に伝えるため全力を尽くします」と語った。

引用:Instagram
引用:Instagram
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タイとカンボジアは先月24日から国境地帯で交戦。ドナルド・トランプ米大統領の仲介で5日後に和解したが、この間に少なくとも43人が死亡し、30万人以上が避難した。タイ側によれば、死者は軍人15人と民間人14人、負傷者は軍人230人と民間人53人に上る。

両国は不安定な停戦状態を維持している。9日、タイ東部シーサケート県で国境警備の鉄条網設置中に地雷が爆発し、兵士1人が足を切断、他の2人も負傷して病院で治療を受けた。タイ軍は、カンボジアが埋設した地雷が原因であり「オタワ条約」に反すると主張。一方、カンボジアは「新たな地雷は設置していない」と反論している。カンボジアでは、約30年間の内戦(〜1998年)で大量の地雷や不発弾が埋設され、現在も400万〜600万個が残っているとみられている。

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