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2025年08月16日土曜日
ホームニュース「ウクライナ抜きの交渉は絶対許さない!」ゼレンスキー大統領、米露会談前に「停戦5原則」提示で米露首脳に“強烈メッセージ”

「ウクライナ抜きの交渉は絶対許さない!」ゼレンスキー大統領、米露会談前に「停戦5原則」提示で米露首脳に“強烈メッセージ”

引用:BBC

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領が、米露会談を前に停戦交渉の「5原則」で合意したと明らかにした。

Newsisの報道によると、CNNは、ゼレンスキー大統領が13日(現地時間)、米国のドナルド・トランプ大統領および欧州主要国の首脳との電話会談後、ソーシャル・メディアを通じて各国が合意した5原則を公開したと伝えたという。

それによると、各国はウクライナ関連問題はすべてウクライナと協議すべきだという原則を確立したとされている。これは「ウクライナ抜きのウクライナ領土交渉」の可能性を排除する意図があるとみられる。

信頼できる安全保障の提供についても意見が一致した。ロシアがウクライナの欧州・北大西洋条約機構(NATO)関連の行動を制限できないという内容も合意に含まれているという。

15日に予定されているトランプ大統領とロシアのウラジーミル・プーチン大統領との会談で合意が得られない場合、ロシアに対する制裁を強化するという内容も5原則に盛り込まれた。また、15日の会談の中心議題は即時停戦でなければならないという点でも各国の意見が一致したと伝えられている。

ゼレンスキー大統領が5原則での合意を主張したものの、実際の会談にどの程度影響を与えるかは不透明だ。ウクライナと欧州主要国の希望がかなり反映されているとみられる。特に欧州・NATOとウクライナの関係は、2014年のロシアによるクリミアの併合以来、ロシアが問題視している案件だ。ロシアはウクライナに対しNATO加盟の放棄を繰り返し要求してきた。

トランプ大統領がこれらの原則に確実に同意したかどうかは不明確だ。しばしば戦争の責任をウクライナに転嫁するトランプ大統領は、NATO加盟の試みをその一因として指摘したことがある。

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