8月21日、チャンネルAは、韓国で赤信号なのに横断歩道を渡っていた80代女性がダンプトラックにひかれて死亡する事故が起きたと報じた。
報道によると、事故は8月20日午前に発生。トラック運転手は「人が死角にいて見えなかった」と供述したとされる。

当時の状況を見ると、横断歩道前で一旦停止していたダンプトラックが再発進しようとして急ブレーキをかけた。
その後、非常灯を点灯させ、運転手が運転席から降りて助手席側に急いで駆け寄る様子が目撃された。
消防隊員も迅速に現場に駆けつけ、トラックの前輪周辺を詳細に調査した。
事故当時、80代女性は赤信号で横断歩道を渡ろうとしてトラックの右側車輪にひかれ、現場で死亡した。
目撃者は、「周囲の人が『行かないで』と服を掴んでいたそうです。おばあさんがそのまま通り過ぎてダンプトラックの下敷きになってしまった」と当時の状況を伝えた。
ダンプトラックの危険な死角
警察の調査結果、50代のトラック運転手の飲酒や薬物使用の形跡は確認されなかった。
運転手は警察の取り調べで「死角で女性が見えなかった」と供述した。
信号を確認して出発しようとした際、助手席側の前輪付近で道を渡っていた女性に気付かなかったと主張している。
ダンプトラックのような車高の高い大型車両は、運転手の視界から外れる死角が非常に広い。

実験映像では、運転席から身長190cmの人がダンプトラックの真正面に立っても頭頂部しか見えず、視界確保が極めて困難であることが示された。
警察は運転手が安全運転や前方注視の義務を果たしていたか確認するため、交通事故処理特例法違反(過失致死)の疑いで立件し、捜査を進めている。
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