
卵はタンパク質やビタミン、ミネラルが豊富で「完全食品」と呼ばれるが、摂取時間によっては健康に良くも悪くもなる。
特に不適切な時間に卵を食べると、血中コレステロールが急激に上昇し、心血管疾患のリスクが高まる。医師たちは「卵は絶対にこの時間に食べてはいけない」と正しい摂取習慣を強調している。
深夜の卵摂取は危険

夜遅く、特に就寝前に卵を食べる習慣は、コレステロール管理の観点から最悪だ。睡眠中は活動量がほとんどないため、摂取した栄養素がエネルギーとして使われず血中に蓄積する。
そのため、卵のコレステロールは分解・消費されずに血管壁に沈着し、動脈硬化や高脂血症のリスクを高める。
空腹時の朝食も避けるべき

朝の空腹時に卵を食べるのもおすすめとは言えない。空腹時は胃酸が強く、卵のタンパク質に負担をかけ、胆汁分泌が急激に増えることでコレステロールの吸収率が高まるからだ。
実際の研究でも、朝の空腹時に卵を摂取したグループは、食事と一緒に摂取したグループより血中コレステロールの上昇幅が大きかったと報告されている。
卵を食べるのに適した時間

卵は昼食や朝食と一緒に摂取するのが最適だ。炭水化物や野菜と一緒に食べると、コレステロールの吸収率が下がり、タンパク質は筋肉の合成に利用されるため、満腹感やエネルギー維持にも役立つ。特に運動後1時間以内に摂取すると、筋肉の回復効果も期待できる。
コレステロールの心配を減らす方法

卵を食べる際、黄身を完全に避ける必要はないが、1日1~2個を超えないのが望ましい。高脂血症や心血管疾患のリスクがある人は、卵白中心の摂取が安全だ。また、野菜と一緒に食べて食物繊維でコレステロールの吸収を抑える習慣をつけるとさらに良い。
卵は摂取するタイミングによって、薬にも毒にもなりうる。深夜や朝の空腹時の摂取は、コレステロールを急激に上昇させ、心臓の健康を脅かす可能性がある。
逆に、食事と一緒に、または昼食や運動後に摂取すれば、最高の栄養効果が得られる。今日から卵を食べる時間に気をつけ、健康的な食習慣を築いていくことをお勧めする。
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