
ブラジルで「最多タトゥーの男性」と呼ばれた人物が、タトゥー除去の過程を公開し、理由を明らかにした。公開映像には痛みを伴う施術の様子が収められ、注目を集めた。
英国メディア「ザ・ピープル」は先月29日、ブラジル・バジェ出身の写真家レアンドロ・デ・ソウザ氏(36)が、体の95%を覆うタトゥーの除去手術を受けたと報じた。
ソウザ氏は13歳で初めてタトゥーを入れ、全身の95%を施術した。2023年のサンタローザ国際タトゥーエキスポで、ブラジルにおける「最多タトゥーの男性」と認定された。
一方、同氏は離婚を契機に薬物依存に陥り、服役やホームレス生活を経験した。その後、リハビリ施設で出会った女性を通じて福音を受け、キリスト教に改宗し、「タトゥーは自分に合わない」と考えて除去を決意した。
現在はサンパウロでレーザー治療を受け、顔や体のタトゥーを一つずつ除去している。薬物と飲酒を断ち、就職活動に取り組み、子どもの養育費を支払い、母親の後見権回復も進めている。
ソウザ氏はSNSで「麻酔をしていても耐えがたい痛みだが、これは過去の選択に対する代償だ」と述べ、「批判する意図はないが、人生にはより重要なものがあると気づいた」と語った。
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