
米ソフトウェア大手「オラクル」の共同創業者兼会長、ラリー・エリソン氏(81)が10日(現地時間)、取引中に一時テスラのイーロン・マスクCEO(54)を抜いて「世界一の富豪」の座に就いた。
この日、ニューヨーク市場でオラクル株は前日比35.95%急騰し、323.33ドル(約4万7,682円)で取引を終えた。株価は一時43%上昇し、345.72ドル(約5万984円)まで上昇、過去最高値を更新した。
これによりエリソン会長の純資産は同日の午前10時10分時点で、3,930億ドル(約57兆9,560億円)に膨らみ、3,850億ドル(約56兆7,762億円)と推定されていたマスクCEOを上回り、世界一の富豪になった。
エリソンの純資産はオラクル株の急騰により、この日だけで1,010億ドル(約14兆8,945億円)増加した。ただし、取引終了間際には上昇分の一部が失われ、マスクCEOが再び世界一の富豪の座を取り戻したと英BBCは伝えている。
マスクCEOは2021年に初めて世界で最も資産を持つ人物になった。その後、アマゾン創業者のジェフ・ベゾス氏(61)やモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン(LVMH)のベルナール・アルノー会長(76)らに首位を譲ったが、昨年再び世界一の富豪の座に返り咲いた。
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