
朝と夜のいずれに入浴するのが適切かをめぐり、専門家の見解が分かれている。
9月21日(現地時間)、英BBCは、入浴の時刻に関する専門家の主張が対立していると報じた。
英レスター大学の微生物学者プリムローズ・フリーストン教授は、朝の入浴が衛生的かつ効果的だとした。
フリーストン教授は、夜に入浴しても睡眠中に発汗し、皮膚に約5万個以上の角質細胞が沈着するため、起床時には体臭が残るとした。また、朝の入浴は一日の始動を整える効果があるとした。
一方、夜の入浴を推奨する専門家もいる。外出後に体へ付着したほこりや花粉、細菌を寝具に持ち込まないため、就寝前の入浴が必要だとし、特に肺疾患や喘息に悪影響を及ぼす細菌が布団やシーツ、枕の上で数週間生存するとした。
入浴の時刻よりも、衛生習慣の継続と生活パターンの方が重要だとする見解もある。
英国ハル大学の微生物学者ホリー・ウィルキンソン博士は、1日1回の入浴で健康上の問題は生じないとし、職業や生活環境に応じた入浴習慣が必要だとした。
ウィルキンソン博士は、一日中外出が多い場合やほこりにさらされる環境では夜の入浴が合理的としつつ、入浴以上に重要なのは寝具をどの程度の頻度で洗濯するかだとした。
清潔に体を洗って就寝しても、シーツを1か月以上洗濯しなければ細菌やダニが蓄積するとした。
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