
米軍は太平洋東部の公海上で、米国に麻薬を運搬していると疑われる船舶を攻撃し、撃沈した。
29日(現地時間)、米政治メディア『ザ・ヒル』の報道によると、ヘグセス米国防長官は、船舶に「ナルコテロリスト」(中南米地域の麻薬密輸組織員)が乗船していたとし、今回の攻撃で4人を射殺したと明らかにした。
ヘグセス長官は同日、ソーシャルメディアX(旧Twitter)を通じて「西半球はもはや麻薬を米国の海岸に運び、米国民を毒殺するナルコテロリストたちの安全な避難所ではない」と述べ、「国防総省は彼らを引き続き追跡し、どこで活動していようとも排除する」と述べた。
ヘグセス長官は麻薬運搬船が「既知の経路に沿って移動していた」と説明した。ただし、ヘグセス長官が言及したテロ組織が誰なのかは不明だと『ザ・ヒル』は伝えた。
また、長官は攻撃を受けて燃える船舶の22秒の映像を公開した。作戦中、米軍に人的被害はなかったと説明している。
トランプ米大統領の指示により、米軍は9月初めからカリブ海と東太平洋で麻薬運搬船を攻撃している。トランプ政権は米軍がこれらの地域で麻薬を運搬した61人を射殺したと明らかにした。
今回の軍事作戦は、ベネズエラのニコラス・マドゥロ政権を狙った米国の軍事的圧力が高まっている中で行われた。マドゥロ政権は米国の圧力はベネズエラの政権交代を狙った口実作りだと反発した。
米国は最近カリブ海地域に重火器を移転した。これには海軍艦艇8隻、攻撃型潜水艦、現在プエルトリコに駐留しているF-35B戦闘機、P-8ポセイドン哨戒機、MQ-9リーパーなどが含まれる。 最新鋭の空母ジェラルド・R・フォード打撃群をカリブ海に配備し、中南米地域における米軍戦力を増強している。














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