
「もしもし?元気だった?会いたい。」
歌手兼俳優チャ・ウヌが携帯電話の向こうで、まるで恋人に語りかけるように「会いたい」と話しかけた。新しいアルバムのプロモーションの一環だが、兵役による活動休止期間(いわゆる軍白期)を活用した巧みな戦略として注目を集めている。
チャ・ウヌは11月4日、所属事務所Fantagioの公式アカウントを通じて「今すぐ電話して、音が消える前に」というメッセージと電話番号を公開した。その番号に電話をかけると「もしもし? 僕だよ、ウヌ。元気だった?」という挨拶に続き、「僕のニュース聞いた? ちゃんと準備しておいたんだ。アルバムどう? 待ち遠しい? 僕もすごく楽しみにしてる。来週また電話するから、ご飯ちゃんと食べて、僕のことたくさん考えててね。会いたいよ」という音声が流れる。
これは11月21日に発売される2枚目のミニアルバム『ELSE』のティーザー企画の一部である。軍人であるチャ・ウヌとまるで通話しているような構成が、軍服務期を単なる空白ではなくコンテンツ資産として活用する斬新な試みとして話題を呼んでいる。「兵役中の恋人からの電話を待っていた時代」の感性をそのまま再現し、携帯電話が自由に使えなかった時代を知るファンたちの間では「これぞ本物の感性だ」という反応が相次いでいる。
チャ・ウヌは今年2月に初のミニアルバム『ENTITY』を発表し、iTunes21地域の「トップアルバムチャート」と「ワールドワイドチャート」で1位を記録、初動21万枚を売り上げた。その後、アジアおよび南米11都市を回るファンコンサートツアー「2024 Just One 10 Minute Mystery Elevator」、さらにソウルと東京で開催された2025年ソロファンミーティング「THE ROYAL」を成功させ、入隊直前までグローバルな人気を維持していた。
そのため、今回のセカンドアルバムがどのような記録を打ち立てるのか注目が集まっている。軍人という立場上、活動には制約があるものの、今回の電話企画のような新鮮な試みがファンの心をときめかせている。
チャ・ウヌは兵役期間が空白に感じられないよう万全の準備を整えている。新アルバムのみならず映画活動も並行しており、チャ・ウヌがヨンミン役を演じた映画『ファースト・ライド』は10月29日の公開以降も「ボックスオフィス」で好調な興行を続けている。













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