NATO前総長「このままでは戦争が終わらない…欧州軍を派兵すべきだ」

NATO(北大西洋条約機構)のマルク・ルッテ事務総長は、ロシアが北朝鮮や中国、イランと連携してウクライナ戦争の長期化に備えていると述べたとAP通信が6日(現地時間)に報じた。
ルッテ事務総長は同日、ルーマニアで開かれたフォーラムに出席し「ロシアは周辺国との協力を強化し、世界の平和を揺るがす行動をとっている」と述べた。さらに「ロシアは中国や北朝鮮、イランと協力し、軍事協力を史上最高水準に引き上げようとしている」と指摘した。
ルッテ事務総長は続けて「力による平和の原則を守りつつ、警戒を強めねばならない」と強調した。近年はロシアがNATO加盟国よりも多くの弾薬を生産していた時期があったが、現在は同盟側が巻き返しているとして「同盟全体で数十の工場を稼働させ、膨大な量の弾薬を生産している」と述べた。
これに関連して、元NATO事務総長のアンダース・フォグ・ラスムッセン氏は同日インタビューで、ロシアへの圧力を最大限に高めない限りウクライナ戦争は終わらないと警告した。
ラスムッセン氏は「ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は戦争に勝てると考え、和平交渉に応じる意思を持っていない」とし「欧州は劇的な姿勢転換を行う必要がある。ウクライナに対し、ミサイルやドローンの供与、部隊の派遣などを実施すべきだ」と訴えた。














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