東京都文京区で、母親が実の娘をマッサージ店に売却したとされる人身売買事件が発覚した。
タイ国籍の少女(12)は、母親と観光目的の短期滞在資格で6月に入国した。

母親は来日直後、すぐに都内のビルにある「タイ式個室マッサージ店」と称する店舗に娘を連れて行き、翌日姿を消した。
店舗の経営者は少女に対し、男性客を相手に性的サービスを強要したとされる。
少女はともに働いていた外国人従業員に「タイに帰りたい」と訴えたが、同僚らは「滞在期間の15日を過ぎており、警察に捕まれば処罰の対象となる」と引き留めたという。
約3カ月間、店舗で働いた少女は、耐えきれず、自ら出入国在留管理庁を訪れ、「学校に通いたい」と助けを求めた。
捜査を開始した警視庁は、店舗経営者の細野正之容疑者(年齢不詳)を逮捕し、店に女性を斡旋したブローカーの関与も視野に入れて捜査を進めている。
7月に日本を出国した少女の母親の所在は、依然として分かっていない。














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