インドの産婦人科病院で、女性患者の更衣中の映像がハッキングにより流出し、成人向けサイトに掲載される事件が起こった。
英字紙『タイムズ・オブ・インディア』によると、インド西部グジャラート州ラージコートの産婦人科で撮影された女性患者の脱衣映像がポルノサイトに掲載され、通信アプリ『テレグラム』を通じて流通していることが明らかになった。

一部の映像は『ユーチューブ』上で予告編の形式で公開され、購入を促していたという。『テレグラム』上では1本あたり700~4,000ルピー(約1,200円〜6,900円)で販売されていたと報じられた。
調査の結果、同産婦人科の防犯カメラの映像管理装置は、デリー、プネ、ムンバイ、ナーシク、スーラト、アーメダバードなどインド各地でハッキング被害を受けた約80台の防犯カメラのうちの1台だったことが判明した。
被害機関の多くは、初期設定のパスワード「admin123」を変更せずに使用していたか、もしくは単純なパスワードを設定していたため、ハッキングに対し脆弱だったと報じられた。
ハッカーは病院の映像だけでなく、学校、企業、家庭の防犯カメラ映像にも不正にアクセスしていた。
専門家は、強力なパスワードの設定と二段階認証の導入が不可欠であると指摘している。また、病院のように機微な個人情報を扱う機関はセキュリティ対策を強化すべきだと指摘した。














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