メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

5200個の謎、空から見えた“完璧すぎる配置”が示す異様な規則性の理由とは

有馬侑之介 アクセス  

ドローン技術と発掘調査で秘密が明らかに…「かつて貢納や税の徴収場所として使われた」

アンデス山脈の高地に位置する、約5,200の穴からなる謎の遺跡の秘密が、科学専門メディア『ライブサイエンス』によって現地時間9日に報じられた。

これらの穴は、ペルー南部アンデス山脈のモンテ・シエルペ(Monte Sierpe)地域に、整然とした格子状に配置されている。この神秘的な穴は、数十個のくぼんだ溝で構成されたブロック単位に分かれており、約1.5キロメートルにわたる帯状を形成している。

 引用:JL・ボンガーズ、アンティクィティ・パブリケーションズ
 引用:JL・ボンガーズ、アンティクィティ・パブリケーションズ

各穴の直径は1〜2メートル、深さは最大1メートルに達し、一部の穴は石で覆われている。この遺跡は、16世紀のスペイン植民地以前から存在した防御性集落や古代道路の交差点付近に位置している。

ドローンで明らかになった数学的パターン

研究によると、この遺跡は西暦1000年〜1400年の間に、人口10万人を超える強力なチンチャ王国の交易拠点として建設された可能性がある。15世紀にチンチャ王国がインカ帝国に征服された後、この場所は地方住民から貢納や税金を徴収するために利用された可能性があると研究チームは推測している。

考古学者たちはドローン技術を活用して数千個の穴を精密に分析した結果、穴の配置に数学的パターンが存在することを発見した。これは、これらの穴が当時の会計や記録の保管方法に似た区画やブロック形状で整理されていたことを意味する。研究共同著者であるアメリカ・南フロリダ大学人類学科のチャールズ・スタニッシュ教授は、研究チームが「穴から採取したサンプルも併せて分析した」と述べている。

10日、考古学国際学術誌『アンティクィティ(Antiquity)』で発表された新しい研究で、研究チームはドローンを用いてこの遺跡の航空写真を集め、いくつかの穴から採取した岩石や堆積物を分析することで、数世紀前に生息していた植物の痕跡を確認した。

花粉が明らかにした人々の痕跡

 引用:JL・ボンガーズ、アンティクィティ・パブリケーションズ
 引用:JL・ボンガーズ、アンティクィティ・パブリケーションズ

分析の結果、穴の中からトウモロコシを含む作物の花粉が発見された。これは、人々が意図的にトウモロコシなどを穴に入れたことを示唆している。研究チームは、トウモロコシの花粉は自然に遠くに移動しないため、自然現象ではなく人間がモンテ・シエルペに運んだと推測している。また、ガマの花粉の残骸も確認されており、これはチンチャ王国の人々がカゴを作るために使用していた材料として知られている。

ボンガーズは「これらのデータは、スペイン植民地以前の時代に地域住民が定期的に穴の中を植物材料で覆い、その中に物品を保管していた可能性を裏付ける」と述べ、「当時の人々は編んだカゴで物を運んでいたのだろう」と説明した。

この時期、ペルー・アンデス山脈では物々交換市場が盛んで、特に交易路沿いに発展していた。研究チームは、近隣のコミュニティがモンテ・シエルペをチンチャ王国の交易市場の一つとして利用していた可能性があると示唆している。

ドローンで撮影された画像によると、この遺跡の穴の配置は、結び目のある紐で記録を残していたインカのキープ(khipus)と類似した形状を示していた。研究チームは以前にも、過去のインカの倉庫でキープと類似した格子模様を発見したことがあり、これを根拠に両所がさまざまな物を計算・分類するために利用されていた可能性があると説明している。

ボンガーズは「この研究は過去の共同体が人を集め、交流を促進するためにどのように周囲の地形を変形させたかを示す、アンデス地域の重要な事例である」と述べた。

コメント0

300

コメント0

[トレンド] ランキング

  • 「自殺目的」は作り話だったのか…女子高生殺害の23歳男、検察が見抜いた“本当の狙い”
  • 妻と娘が中にいる家を掘削機で破壊…酔った男の「離婚なら家ごと壊す」実行犯
  • 深夜2時にマンホールから7人が出てきて素早く着替え…ブルックリンの謎の集団は何者か?
  • 「記録的な現象になる可能性がある」国連が警告する数週間以内の"スーパーエルニーニョ"
  • グーグル、“蚊3,200万匹の放出”を推進…一体何事!?
  • 「両腕を広げて抱きついてくる」…トルコの“ハグ猫”が話題に

こんな記事も読まれています

  • 生産中止から4年…WRX STIに“復活シグナル”、試されるのはファンの熱量?
  • 「大径ホイールの罠?」見た目は最強でも、ポットホール一発で財布が割れる
  • 「一般トヨタ店では買えない」GR GT、販売は“厳選レクサス店”に集約へ?
  • GM車3,500台がリコール対象、欠けていたのは説明書1冊
  • “世紀のウェディング” デュア・リパが俳優カラム・ターナーと結婚、ロンドンの由緒あるホールで挙式
  • 「命がけで産む意味がわかった」23歳年下妻と結婚した55歳タレント、帝王切開の痛みが残る中で第二子を検討中
  • ロシアが大規模空襲直後に停戦言及、撤退要求で圧力強化
  • 「自殺目的」は作り話だったのか…女子高生殺害の23歳男、検察が見抜いた“本当の狙い”

こんな記事も読まれています

  • 生産中止から4年…WRX STIに“復活シグナル”、試されるのはファンの熱量?
  • 「大径ホイールの罠?」見た目は最強でも、ポットホール一発で財布が割れる
  • 「一般トヨタ店では買えない」GR GT、販売は“厳選レクサス店”に集約へ?
  • GM車3,500台がリコール対象、欠けていたのは説明書1冊
  • “世紀のウェディング” デュア・リパが俳優カラム・ターナーと結婚、ロンドンの由緒あるホールで挙式
  • 「命がけで産む意味がわかった」23歳年下妻と結婚した55歳タレント、帝王切開の痛みが残る中で第二子を検討中
  • ロシアが大規模空襲直後に停戦言及、撤退要求で圧力強化
  • 「自殺目的」は作り話だったのか…女子高生殺害の23歳男、検察が見抜いた“本当の狙い”

おすすめニュース

  • 1
    スイス、9月に中立強化を問う国民投票実施へ…対ロ制裁への参加に反発

    ニュース 

  • 2
    トランプ政権「司法被害者基金」計画を撤回…連邦裁判所が相次ぎ停止命令

    ニュース 

  • 3
    AIブームでインフレ再燃懸念…FRBの利下げ遠のく

    ニュース 

  • 4
    ロシア、ウクライナに大規模夜間攻撃…11人死亡、111人負傷

    ニュース 

  • 5
    「頭頂部を高くすれば小顔で若く見える?」…頭皮を切開し穴まで開ける“頭の美容整形”に危険性の指摘も

    ヒント 

話題

  • 1
    ChatGPT登場後、新卒求人3割減…英若年層にAIの影響

    ニュース 

  • 2
    GMのAI革命「夜通し計算が1分に」…自動車開発の第3段階で業界の常識を覆す

    モビリティー 

  • 3
    中国、海外投資規制を強化…AI・先端技術の流出防止へ

    ニュース 

  • 4
    ソフトバンク孫会長「AI革命はドットコム時代の50倍規模」

    ニュース 

  • 5
    「月1万個の廃棄品を削減」日本自動車業界が不良品基準を大幅緩和、その背景とは

    モビリティー 

シェア

[cosmosfarm_share_buttons url="https://dailyview.net" title="ピッコン" align="center"]