
米電気自動車メーカー・Teslaの電動ピックアップトラック「サイバートラック」事業を統括してきた幹部が会社を離れることが明らかになった。
10日(現地時間)、ロイター通信などによると、Teslaでサイバートラックおよびモデル3のプログラムマネージャーを務めてきたシダント・アワスティ氏が、約8年間在籍したイーロン・マスク氏の率いるTeslaを退社する。
アワスティ氏はSNSを通じて退社を明らかにし、「容易な決断ではなかった」と述べたが、今後の進路については具体的に言及しなかった。
同氏はまた、インターンとしてTeslaに入社して以来、モデル3量産、上海ギガファクトリーの立ち上げ、新たな電子・ワイヤレスアーキテクチャの開発、そして「一生に一度」とされるサイバートラックプロジェクトをやり遂げたことを振り返り、「最後に再びモデル3プロジェクトに戻れたことはボーナスのようなものだった」と述べた。
一方、Teslaは最近、品質問題による相次ぐリコールに直面している。先月には、前照灯の明るさが過度で事故リスクを高める可能性があるとして、米国内で約6万3千台のサイバートラックをリコールした。さらに3月には、外部パネルの不具合により4万6千台以上がリコール対象となった。

米国道路交通安全局(NHTSA)は、走行中にフロントガラス両側の外装パネルが脱落する恐れがあるとして危険性を警告している。
また、Teslaが10月に発表した第3四半期決算では、純利益が前年同期比37%減の14億ドル(約2,100億円)となった。
1株あたり利益は0.39ドル(約60円)で、4四半期連続の減益となる。
売上高自体は増加したが、これは10月1日で終了した7,500ドル(約110万円)の電気自動車税額控除が切れる前に顧客が購入を急いだ影響とみられる。株価は429.52ドル(約6万4,000円)で取引を終え、前日比3.69%下落した。














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