
PayPalの共同創業者であり投資家のピーター・ティール氏が人工知能(AI)ブームに伴うバブル懸念の中、NVIDIA株を全量売却した。
17日(現地時間)のロイター通信によると、ティール氏が率いるヘッジファンド「ティール・マクロ」は第3四半期中に約1億ドル(約155億1,947万円)規模のNVIDIA保有株をすべて処分したという。これは最近ソフトバンクが58億ドル(約8,998億3,913万円)規模のNVIDIA株を全量整理したのに続く、もう一つの大規模な売却事例だ。
NVIDIAは先月企業価値5兆ドル(約775兆7,234億円)を突破し世界初の記録を達成したが、その後投資家の懸念が高まり、株価が弱含みに転じた。19日(現地時間)には第3四半期の業績発表を控えており、AIブーム持続の有無を測る主要な変数になる見込みだ。
ティール氏は昨年あるカンファレンスで「AIは1999年のインターネットのようだ」と述べ、当時のように過度な投資とバブルの可能性を警告した。また「1~2年前のNVIDIAは良い買い機会だったが、今はあまりにも多くの金を稼いでいることが明らかだ」とも言及した。
米国の証券報告書によると、ティール・マクロは現在テスラ、マイクロソフト、Appleなどの株を保有しているが、最近テスラの保有分もかなり売却した状態だという。今年58歳のティール氏はPayPalとパランティアを設立し、Facebookなど多くの技術企業に初期投資した人物として知られている。
NVIDIAの株価は取引開始直後に2%以上下落し、先月の高値から12%以上下落した状態だ。
















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