
中国技術企業『シャオミ』が、第3四半期の『電気自動車(EV)』および『人工知能(AI)』事業で初の黒字を達成したことが明らかになった。
現地時間18日、『サウスチャイナ・モーニング・ポスト』などは、『シャオミ』が同日に発表した第3四半期決算で、純利益が前年同期比約81%増となったと伝えている。
調整後の純利益は113億元(約2,470億円)であり、調整前の利益は前年同期比129.5%増であった。四半期の売上高は22.3%増の1,131億元(約2兆4,700億円)を記録した。
今回の業績は、第3四半期の『電気自動車(EV)』販売台数が10万8,796台と過去最高を更新したことが最大の要因とされている。『電気自動車(EV)』・『AI』およびその他の新規事業の売上高は290億元(約6,340億円)であり、前年同期比3倍に膨らんだ。
主力事業である『スマートフォン』部門の売上高は841億元(約1兆8,400億円)であり、前年同期比1.6%の増加にとどまった。9月末に発売された『Xiaomi 17』シリーズの販売実績は今回の決算には反映されていない。
『スマートフォン』事業は『シャオミ』全体売上の約75%を占めているが、『電気自動車(EV)』の販売や利益の急拡大は、同社が『電気自動車(EV)』分野への投資を強化し、同分野で存在感を高めていることを示している。
『シャオミ・グループ総裁』ルー・ウェイビン氏は、今週中に『電気自動車(EV)』35万台を出荷予定であるとし、年間目標を前倒しで達成できるとの見通しを明らかにした。
また、メモリーチップの価格上昇が『スマートフォン』メーカーの利益を圧迫し、中国国内メーカーに深刻な影響を与える可能性があるとし「一部のメーカーは遅れをとったり、場合によっては市場から退場することになるだろう」と述べている。













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