
ドイツで裕福な弁護士の60代男性に「性器を切り落とす」と脅迫し、数千万円相当の金品を盗み取った容疑で裁判にかけられた外国出身の売春斡旋をしていた若者たちに懲役刑が言い渡された状況である。
現地時間11月14日、現地メディアの『ビルト』紙によると、ドイツ南部バイエルン州トラウンシュタイン地方裁判所は、被告のベネズエラ出身リサンドロ・M(23)とジャマイカ出身デイビッド・D(32)にそれぞれ懲役7年6ヶ月を言い渡した状況である。
この地域に住む弁護士A氏(69)は二人の子どもの父親である状況だが、性行為を目的としていわゆる「エスコートボーイ」と呼ばれる男性売春者たちを呼び出して会うことで被害に遭った状況である。
裁判所はA氏が自分より46歳年下のリサンドロに「売春をやめれば1万ユーロ(約180万円)をあげる」と約束し、愛の告白をしたと述べた上で、「A氏が財力を自慢し、自分を魅力的なパートナーに見せようとしたことが彼の没落を招いた可能性が高い」と指摘している。
二人は弁護士の自宅に忍び込み、ロレックスの時計12個、2万7,000ユーロ(約485万円)相当の宝石、少額の現金、香水8本、そしてA氏の携帯電話などを盗み、2024年6月にフランクフルトへ逃走したが、間もなく警察に逮捕された状況である。
裁判過程で二人はA氏が自分たちに「奇怪な性行為ゲーム」を強要したと主張したが、裁判所はこれを裏付ける証拠がないとして退けた状況である。
裁判所は「被害者は自分が明るい肌色の男性(リサンドロ)とだけ性行為をし、暗い肌色の男性(デイビッド)との性行為は拒否したと正直に証言した」と述べた上で、「このような性的嗜好は被告の主張と矛盾する」と判示している。
リサンドロとデイビッドはまたトラウンシュタイン近くのキム湖でA氏とデートをしていた際、A氏に手錠をかけ、強力接着テープで縛った後、性器を切り落とすと脅迫した容疑も受けている。
リサンドロは裁判過程でA氏に1万3,000ユーロ(約233万円)の賠償金を支払い、謝罪したと伝えられている。ただしこの日の裁判所の判決に関してはリサンドロ側の弁護士が「控訴する」と『ビルト』紙に伝えた状況である。













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