かつらに口紅まで…母親の遺体を3年間隠し年金を不正受給した50代男性

イタリアで、50代の男性が母親の死去後も死亡届を出さず、遺体を自宅地下室に隠したまま約3年間にわたり年金を不正受給していたことが発覚し、当局が捜査を進めている。
24日(現地時間)、英紙「デイリー・ミラー」や「ザ・サン」などによると、北部マンテヴァ在住の無職の男性(57)は、2022年に亡くなった母親の死亡を届け出ず、遺体を地下室に放置したまま、年金の支給を受け続けていたという。
不正は、母親名義の身分証明書の有効期限が切れた後に発覚した。男性は母親になりすまそうと、かつらをかぶりロングスカートを着用したうえで口紅やマニキュアを施し、首や手にアクセサリーまで身につけて登記所を訪れていたが、職員が違和感を覚えて警察に通報した。
捜査当局が男性の自宅を捜索した結果、地下室から、すでにミイラ化した母親の遺体が見つかった。母親は82歳で死亡したとみられている。
報道によると、男性は母親の年金に加え、3軒の住宅からの収入などにより、年間約5万3,000ユーロ(約960万円)の収入を得ていたとされる。
当局は、遺体の詳しい死因のほか、不正受給額や事件の経緯についても引き続き調べている。













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