
【引用:NYT】バングラデシュの首都ダッカにあるスラム街で大規模な火災が発生し、仮設住宅1,500棟が焼失したと、AP通信やロイター通信などが26日(現地時間)に伝えた。

【引用:NYT】報道によると、バングラデシュ消防当局は、前日の夕方にダッカ最大規模のスラム街の一つコライル地区で出火し、およそ16時間後の26日にようやく鎮火したという。当局の発表では、今回の火災でトタン屋根の仮設住宅1,500棟が焼失し、数千人の住民が家を失ったとされる。

【引用:NYT】コライルのスラム街は、ダッカの富裕地区であるグルシャンとバナニの間に位置し、周辺には高層マンションやビルが立ち並ぶ。このスラム街には6万人から8万人の住民が生活しており、気候変動による災害や貧困を逃れて地方から移り住んだ人が多い。住民の多くは人力車の運転手や家政婦、清掃員、日雇い労働などで生計を立てている。

【引用:NYT】一晩中、炎が仮設住宅を襲い、濃い煙が一帯を覆った。少なくとも19台の消防車が出動したが、消防隊員は狭い路地のため現場への接近に苦労したという。

【引用:NYT】火勢が弱まったこの日、住民らは黒焦げになったがれきの中から貴重品を探す姿も見られた。住民のアメナ・ベグムさんは、黒く焼けた自宅の前で涙を流しながら「持っていたものが全部なくなった。これからどう暮らしていけばいいのか分からない」とロイター通信に語った。

【引用:NYT】火災の原因はまだ明らかになっておらず、人的被害も報告されていないという。














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