
ドナルド・トランプ米大統領は26日(現地時間)、ホンジュラス大統領選に出馬した右派候補を公開で支持した。
AFP通信などの報道によると、トランプ大統領は自身のSNSトゥルースソーシャルに「ホンジュラスの自由の唯一の真の友はティト・アスフラだ」と投稿した。
続けて「ティトと私は麻薬組織や共産主義者たちと闘い、ホンジュラス国民が必要とする支援を提供するために協力できる」と付け加えた。
ティト・アスフラとは、30日に実施される予定のホンジュラス大統領選に国民党の候補として出馬したナスリ・アスフラ前テグシガルパ市長(67)の通称で、不動産開発で富を築いた右派の代表格とされる。
選挙戦は、左派のシオマラ・カストロ大統領が率いる自由再建党(LIBRE)のリキシ・モンカダ候補、カストロ大統領の副大統領を務めた後に大統領選出馬のため辞任した中道のサルバドール・ナスララ候補との三つ巴の構図となっている。
トランプ大統領は、投票を控えるホンジュラスの情勢をベネズエラに重ね「(ニコラス)マドゥロ(ベネズエラ大統領)と麻薬テロリストたちが、また別の国を支配するのを放置するのか」と訴えた。トランプ大統領は過去にマドゥロ大統領を「麻薬カルテルの首領」と非難し、軍事的圧力を示唆する一方で対話の可能性も示していた。
ホンジュラスは中南米で最も暴力が深刻な国の一つとされ、麻薬密輸や組織犯罪をギャングが掌握していると指摘されている。














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