「こんなに重症だとは」…親戚のキスの洗礼で2歳児が集中治療室へ

アメリカ在住の健康な2歳児が風邪のような症状を訴えた後、集中治療室に入院した。保護者は親戚が子どもを抱きキスしたことが原因ではないかと考えている。
25日、英紙『デイリー・ミラー』など海外メディアによると、フロリダ州在住のデスティニー・スミスさん(30)は昨年11月、当時2歳だった娘が風邪に似た症状があり、呼吸が苦しそうだったため急いで病院に連れて行った。
医療スタッフは呼吸器疾患「RSウイルス(RSV)」と診断し入院が必要だと判断した。RSVは生後2歳以下の乳幼児の90%が感染するとされる一般的な呼吸器ウイルスで、乳幼児が入院する原因の一つでもある。細気管支炎や肺炎などに発展することもある。
入院した娘は2日後、救急ヘリで集中治療室に移され、医療スタッフが2時間おきに呼吸療法を行ったが、酸素関連の数値は低下し続けた。子どもは集中治療室で5日におよび集中的な治療を受けて徐々に回復した。
スミスさんは「娘が無事に夜を越せるのか、それとも葬儀を行うことになるのか分からない状況だった。医師たちも状態が悪化するのか回復するのか確信が持てず、本当に怖かった」と当時を振り返った。
また、子どもが発症する直前に親戚たちが娘を抱きしめてキスしたことに触れ「人々が手を十分に洗っていなかった可能性がある」と語った。
さらに「RSVで集中治療室に入院するほど深刻な状態になるとは思わなかった」と述べ「生後12か月未満の赤ちゃんは免疫力が弱いため、手洗いなどの予防策を講じる必要がある」と強調した。そして「近しい家族以外の人が子どもを抱いたりキスしたりする際には注意が必要だ」と警告した。














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