
エヌビディアが最新のAIサーバーに関する性能データを公開した。
エヌビディアは3日(現地時間)、最新AIシステムが中国のMoonshot AIのモデルを含む最新の混合専門家(MoE)モデルの処理速度を従来比10倍に向上させたと明らかにした。
今回のサーバーは72個の最上位チップを高速リンクで接続した構成で、Moonshot AIの「Kimi K2 Thinking」モデルや中国DeepSeekモデルにおいても、前世代比で10倍規模の処理性能改善が確認されたという。
エヌビディアは、チップ数の拡張性と高速インターコネクト技術が競合他社に対する依然としての強みだと強調している。
MoEモデルは、質問を複数の専門モデルへ分散させ効率を高める手法で、DeepSeekの高性能公開モデルが2025年初めに登場して以降、OpenAI、Mistral AI、Moonshot AIなど主要企業が相次いで採用している。
エヌビディアは学習分野だけではなく、AIモデルの提供(推論)市場においても、自社設備の競争力が有効である点を強調している。
一方、競合のAMDも複数の高性能チップを搭載した同様のサーバーを来年に投入する計画だ。
エヌビディアの株価は1.03%下落し、179.59ドル(約2万7,895円)を記録した。













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