HKT48のスタッフが刃物で刺される

HKT48のスタッフが、男が振り回した刃物で刺される事件があった。男は月に5~6回ほどHKT48関連のイベントに参加していたとされ、警察はメンバーの帰宅を待っていたところを制止され、犯行に及んだ可能性があるとみて調べている。
毎日新聞などによると、福岡県警は福岡市の「みずほPayPayドーム福岡」と、隣接する商業施設「BOSS E・ZO FUKUOKA」で刃物を振り回したとして、山口直也(30)を15日未明に逮捕した。
山口容疑者は14日午後5時ごろ、みずほPayPayドーム福岡でHKT48の男性スタッフに刃物を振り回し、殺害しようとした疑いが持たれている。さらに現場から約80メートル離れた場所でも、27歳の女性に刃物を振り回した。2人はいずれも命に別条はないという。
警察によると、山口容疑者はドーム1階の関係者用エレベーター付近で、スタッフから「ここにいてはいけない」と注意された後、犯行に及んだとみられる。スタッフの顔にスプレーを噴射したうえで、刃物を振り回したという。女性は現場付近で友人を待っていたところ被害に遭い、山口とは面識がないとされる。
HKT48熱烈ファン、退勤待ちで刃物事件

山口容疑者は取り調べに対し、「(スタッフが)なぜそこにいるのかと聞かれ、殺そうと思って刺した」などと供述し、容疑を認めているという。
BOSS E・ZO FUKUOKAにはHKT48の活動拠点となる劇場や運営会社が入居しており、当時メンバーは劇場に集まってオンライン握手会を行っていた。事件発生後、握手会は中断され、メンバーは全員避難した。
一方、事件後に現場から立ち去った山口は15日午前2時ごろ、春日市の公衆電話から「事件を起こした男を見た」と警察に通報し、通話の最後に「本人だ」と告げて電話を切ったという。警察が発信地に駆け付け、山口容疑者を取り押さえた。逮捕時、山口容疑者は刃物のほか、催涙スプレーや殺虫剤スプレーなども所持していたとされる。













コメント0