
Newsisの報道によると、英国はロシアの冬季ドローン(無人機)・ミサイル攻撃に対抗するため、ウクライナの防空網強化に6億ポンド(約1,248億6,664万円)を投資するという。ドイツはウクライナに空対空ミサイル「AIM-9・サイドワインダー」を多数譲渡する予定だ。
インディペンデントとキーウ・インディペンデントによると、英国のジョン・ヒーリー国防相は16日(現地時間)、ウクライナ防衛コンタクトグループ(UDCG)会議で、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領に交渉を促す圧力をかけると同時に、ウクライナ国民が冬を安全に過ごせるよう支援を強化する必要があると述べた。UDCGはウクライナへの軍事支援を約束した50か国以上が参加している。
英国は冬の間、ロシアのドローンを迎撃できるミサイルや自動化タレットなどを含むウクライナの防空網強化に6億ポンドを支援する。英国は6月からウクライナに1,000基以上のミサイルを支援しており、まもなく量産される新型「オクトパス(Octopus)」迎撃ドローンも毎月数千台送る予定だという。
ヒーリー国防相は、これがウクライナ防空分野に対する単一年度最大規模の投資であり、物資の引き渡しはすでに始まっており、2026年まで続くと述べた。彼は「我々の任務は明確だ。今日の戦闘を支援し、明日の平和を確保することだ」とし、「プーチン大統領が来年も戦争を続ける決定を下すなら、ロシアへの我々のメッセージは明確だ。UDCGはより強く、より団結し、来年さらに多くの装備をウクライナの戦闘員の手に渡すだろう」とも述べた。
今回のオンライン会議はヒーリー国防相とドイツのボリス・ピストリウス国防相が共同で主催した。ピストリウス国防相はドイツが2026年に多数のAIM-9・サイドワインダーミサイルをウクライナに譲渡すると発表した。サイドワインダーは空対空ミサイルだが、ウクライナは地上プラットフォームで使用できるよう用途を変更して運用していると、キーウ・インディペンデントは説明した。
米国がロシアとウクライナ間の平和協定を仲介しようとする動きを見せる中、欧州の指導者たちは新たな軍事支援を通じてウクライナの交渉立場を強化しようと支援を急いでいるとも伝えられている。














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