
米ニューヨーク州で、配達中に性的虐待を受けたと主張した女性配達員が、相手を無断で撮影した疑いで起訴されたことが明らかになった。
12月19日(現地時間)、報道によると、ニューヨーク州オスウェゴで配達プラットフォーム「ドアダッシュ(DoorDash)」の配達員として勤務していたオリビア・ヘンダーソンは、10月12日の配達中、男性客が下半身を露出させたままソファに横たわっていたと主張した。
ヘンダーソンは当時の動画を動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」に投稿し、同様の事例を防ぐ目的で公開したと述べた。この動画は数百万回再生され、各種SNSで拡散された。
ヘンダーソンは男性を性的暴行の疑いで通報したが、警察の捜査により、彼女が玄関のドアを自ら開けて室内に侵入したことが確認された。
警察関係者は、男性が彼女を室内に招き入れた証拠はなく、男性は泥酔して意識を失った状態でソファに横たわっていたと説明している。また、注文時には「玄関前に置く(置き配)」ように指示していたことが判明した。
これを受け、当局はヘンダーソンを無断で撮影し公開した疑いで起訴し、出頭命令書を交付した後に釈放した。有罪となった場合、最大で禁錮8年の実刑が科される可能性があるという。
一連の論争を受け、ドアダッシュはヘンダーソンと男性客の双方のアカウントを停止した。同社は声明の中で「無断撮影と個人情報の公開は、当社のポリシーに明らかに違反する行為だ」とし、「個人情報保護の観点から、男性のアカウントも停止した」と発表した。













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