
政府は22日、沖縄県の航空自衛隊那覇基地において、韓国空軍の特別飛行チーム「ブラックイーグルス」に対する給油支援を行うと発表した。日本の航空自衛隊が韓国空軍機に給油支援を実施するのは、今回が初めてとなる。
NHKや「毎日新聞」などの報道によると、防衛省は韓国側からの要請を受け入れ、28日に那覇基地で給油支援を提供する方針を明らかにした。航空自衛隊によれば、ブラックイーグルスは来月8日から12日にかけてサウジアラビアで開催される「ワールド・ディフェンス・ショー2026」に参加するため、移動の途中で沖縄を経由する。
那覇基地には、ブラックイーグルス所属のT-50B練習機9機とC-130J輸送機1機が、約50人を乗せて立ち寄る予定で、帰路においても同様に給油支援を受ける見通しだと「毎日新聞」は伝えている。日韓間では、相互に物資や役務を提供する相互軍需支援協定(ACSA)が未締結のため、政府は自衛隊法に基づく「燃料の無償提供」規定を適用して支援を行う。
また、両国の特別飛行チームによる初の交流も検討されている。航空自衛隊のアクロバットチーム「ブルーインパルス」の隊員が、ブラックイーグルスと意見交換や記念撮影などを行う案が浮上している。
日韓両国は昨年11月、防衛協力の一環として、ブラックイーグルスがアラブ首長国連邦のドバイ・エアショーへ向かう途中、自衛隊基地で中間給油を行う計画を検討していた。しかし、日本側がブラックイーグルスの竹島周辺での飛行訓練を問題視し、受け入れを見送った経緯がある。これを受け、韓国側は同月に予定されていた自衛隊音楽まつりへの軍楽隊派遣を中止し、日韓合同の捜索・救難訓練を保留するなど、防衛当局間の交流は事実上停滞していた。
「毎日新聞」は、今回の給油支援を契機に「停滞気味だった日韓防衛交流・協力が再び動き出す可能性がある」と評価している。日韓の防衛交流を巡っては、13日に李在明大統領が奈良県を訪れ、高市早苗総理大臣と首脳会談を行って以降、関係修復の動きが目立っている。小泉進次郎防衛大臣は、今月30日前後に神奈川県横須賀市で、安圭伯韓国国防相と会談する方向で調整を進めている。













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