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「空はすでに戦場だ」──F-35とF-15が中東へ続々展開、米軍が戦術航空戦力を”増強”

望月博樹 アクセス  

引用:Eugenia Golding
引用:Eugenia Golding

イランを標的とした米国とイスラエルの連合作戦「エピック・フューリー(壮絶な怒り)」が4日目に入る中、米国は戦術航空戦力の増強を続けている。英国空軍(RAF)レイクンヒース空軍基地からは、F-35A戦闘機とF-15E戦闘機が相次いで離陸したことが、飛行追跡データや現地の観測情報から確認された。中東地域の空中戦力は、さらに強化される見通しだ。

3日(現地時間)、米軍事専門メディアの The War Zone(TWZ)は、「追加戦力は 米中央軍(CENTCOM)にとって歓迎すべき増強だ」と伝えた。

これに先立ち、クウェートでは、防空網の誤射により米軍の F-15E戦闘機3機が撃墜される事故が発生しており、実戦環境がいかに複雑化しているかも改めて浮き彫りになった。

引用:Eugenia Golding
引用:Eugenia Golding

「追加戦力投入」発言後、戦術機の移動が加速

増強の動きは、米空軍のダン・ケイン統合参謀本部議長が「中央軍が追加戦力を受け取ることになる」と明らかにした後、本格化した。ケイン議長は詳細の公表は避けたものの、作戦の進展に合わせて戦術航空戦力が継続的に投入されていると説明した。

引用:Eugenia Golding
引用:Eugenia Golding

TWZはまた、レイクンヒース空軍基地から離陸した戦闘機編隊に、KC-135空中給油機が随伴して飛行する様子も確認されたと伝えた。長距離展開の特性上、戦闘機と給油機が一体となって移動する「パッケージ型」の戦力展開が行われたとみられる。

米軍は作戦開始時の声明で、主な打撃目標としてイラン革命防衛隊(IRGC)の指揮統制施設や防空網、ミサイル・ドローン発射拠点、軍用飛行場などを挙げている。空中攻撃にとどまらず、さまざまな戦力を投入してイランの軍事体制全体を弱体化させる構想とみられる。

引用:X@BaxtiyarGoran
引用:X@BaxtiyarGoran

友軍誤射」が投げかけた警告 同盟国も防空・迎撃戦拡大

ただし、戦力が集中するほど誤射のリスクも高まる。実際、クウェートの防空網による誤射で米軍戦闘機3機が撃墜されたとの発表があり、初期調査では、クウェートのF/A-18戦闘機との交戦や識別の過程が複雑に絡んでいた可能性も指摘されている。

また、同盟国も防空・迎撃作戦に相次いで加わっている。英国は、直近24時間の間に複数の地域でドローンを迎撃したと明らかにしたほか、英国空軍のF-35B戦闘機がヨルダン上空でイランの無人機を撃墜したことを公式に確認した。

フランスはアラブ首長国連邦(UAE)上空にラファール戦闘機を展開し、現地の海・空軍基地防御に乗り出した。また、中東での紛争拡大に備え、原子力空母「シャルル・ド・ゴール」の地中海展開も指示した。

一方、英国もキプロスの基地防御のため、45型駆逐艦の派遣を決定した。

引用:X@IDF
引用:X@IDF

「4~5週間」の長期戦も視野 戦術機増強は続くか

ドナルド・トランプ米大統領は、今回の作戦が「4~5週間続く可能性がある」と言及したと伝えられた。作戦が長期化すれば、戦術機や空中給油機、防空システムなどの追加戦力が引き続き中東に展開される可能性が高いと見られている。

TWZも、「現在展開されている戦力だけで1か月以上の高強度作戦を維持できるかは不透明だ」と指摘し、状況に応じて追加航空戦力が中東に投入される可能性があると分析した。

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