
アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ国営石油会社(ADNOC)が運航する液化天然ガス(LNG)の運搬船がイラン戦争勃発以来初めてLNGを満載してホルムズ海峡を抜けたとニューヨーク・タイムズ(NYT)が28日(現地時間)に欧州データ分析大手ケプラー(Kpler)を引用して報じた。
過去2か月間、米国とイランが船舶の通行を制限し、ホルムズ海峡を通じたLNG輸送が事実上全面的に遮断された。戦争前には世界のLNGの約20%が中東で生産され、事実上全量がアジアに向かっていた。Kplerの資料によると、昨年は1日平均3隻の満載したLNG運搬船がホルムズ海峡を通過したという。
今回海峡を通過した「ムバラズ」号の正確な通過時点は明確でない。ただ、28日にスリランカ近海を通過していた。Kplerのアナリストは27日の夜に送ったメモで、「この船舶が3月31日から船舶自動識別装置(AIS)送信機を切ったようだ」とし、油槽船が海峡をどの航路で通過したのか不明だと述べた。Kplerはこの船舶がアジアのある国に向かって移動中であると見ていると述べた。
天然ガスは世界のエネルギーの約4分の1を占める。国際エネルギー機関(IEA)によると、先月カタールとUAEのLNG生産量は約100億立方メートル減少したという。13万7,000立方メートルのLNGを積載できるムバラズ号は3月2日、UAEのダス島で貨物を積み込んだ。一方、LNGに電力生産を大きく依存してきたアジア各国が戦争勃発後、石油・石炭火力発電に転換している。














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