
いわゆる「地下アイドル」業界で、過激なファンサービスをめぐる動きが波紋を広げている。
香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)によると、和歌山県で活動する地下アイドルの松本晴が、公演後のファンイベントでファンとの距離を極端に縮めるサービスを行ったとのことだ。
公開された映像では、ファンが本人の許可のもと至近距離で接触する様子が確認され、その後も身体的な距離の近い交流が続いたという。
さらに一部のファンの間では、収入の大半を支援として提供する意思を示す、いわゆる「忠誠契約書」のようなものが交わされているとの指摘もあり、議論を呼んでいる。
専門家は、こうした動きについて、地下アイドル同士の激しい競争が背景にあると分析する。主流メディアへの露出が限られる中、収益確保のためファンとの密接な関係に依存せざるを得ない構造的な問題があるとみられる。
ドキュメント72時間『地下アイドルの青春』によれば、日本のアイドルの約80%が厳しい環境で活動しており、月平均収入は約12万円にとどまるとされる。
こうした状況の中で、精神的負担やハラスメントのリスクにさらされるケースも少なくない。
とある社会学者は「ファンサービスの名の下に、身体の商品化やプライバシー侵害が正当化される傾向がある」と指摘。「こうした文化が周辺地域へ広がる可能性もある中で、アーティストを保護する制度整備が求められる」と警鐘を鳴らしている。













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