
中東情勢を背景にエネルギー供給の不透明感への懸念が高まる中、中国政府は過去5年間で225カ所の中規模以上の油田・ガス田を発見したと発表し、国内の資源探査の成果を強調している。
中国の自然資源部は29日の記者会見で、「第14次5カ年計画」(2021〜2025年)期間中の鉱物探査の成果を発表した。
同部によると、2021年から2025年までの間に中国国内で398カ所の中規模以上の鉱床が新たに発見され、うち225カ所が油田・ガス田だった。
発見された油田・ガス田のうち、埋蔵量1億トン級の油田が13カ所、埋蔵量1,000億立方メートル規模のガス田が26カ所確認された。
新たに確認された石油と天然ガスの埋蔵量は、過去5年間と比べてそれぞれ51.7%、44.2%増加した。
こうした埋蔵量の増加を背景に、同期間の中国の石油生産量は年間2億トン以上で安定的に推移し、昨年の原油生産量は2億1,600万トンで過去最高を記録した。天然ガス生産量も2,600億立方メートルを超え、9年連続で年間100億立方メートル以上の増産を達成している。
鉱物資源の埋蔵量も大幅に増え、強固な基盤を確保したとしている。
昨年末時点で、中国はレアアース、タングステン、スズ、モリブデン、アンチモン、ガリウム、ゲルマニウム、グラファイト(黒鉛)など14種類の鉱物埋蔵量で世界1位を占め、石炭、鉄、マンガン、チタン、リチウムなど9種類は埋蔵量で世界4位以内に入っている。
鉱物の生産・製錬規模も世界1位を維持しており、昨年は石炭、バナジウム、チタン、亜鉛、レアアース、タングステンなど17種類の生産量で世界1位を占めた。特にレアアース、タングステン、アンチモンなど11種類の鉱物生産量は、世界全体の50%以上を占めているという。
自然資源部の熊自力(ション・ズーリー)地質調査管理局長は「鉱物資源は経済・社会発展の重要な物質的基盤であり、その探査・開発は国家経済や国民生活、安全保障に直結する」と述べ、「鉱物の探査と埋蔵量の拡大において重要な進展を遂げ、中国経済の質の高い発展に強固な資源面の裏付けを提供した」と強調した。













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